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肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告 副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告
もあります。免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体等を活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法で
す。がんの治療では、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4の治療法として期待されています。

免疫担当細胞を用いたがんの治療は、T細胞を増殖、活性化させる因子であるインターロイキン2(Interleukin-2IL-2)と呼ばれるリンフォカイン(サイトカインの中で特にリンパ球が産生するもの)の発見により、発展してきました。
がん患者さん自身のリンパ球を体外でIL-2と培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球を患者さんに戻す治療法は「リンフォカイン活性化キラー細胞(Lymphokine Activated Killer cellsLAK)療法と呼ばれています(項を参照してください)。粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(2883000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、200310月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。  これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用所温熱療法)があります。一般には局所温熱療法が主に行われる方法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で局所を温めます。体の外から加温するのが最も多く行われる方法ですが、その他に食道、直腸、子宮、胆管といった管腔(かんくう:空間のある場所)内に器具を入れて加温する方法や、がん組織の中に数本の電極針を刺し入れて加温する方法が試みられています。がんに対する効果は41以上で得られますが、42.5以上で特に強くなることが知られています。体の表面に近いがんは目的の温度まで比較的容易に温めることができますが、体の奥深いところにあるがんは、脂肪、空気、骨が邪魔をして十分に温めることが難しい場合が多く、温熱療法の効果が不十分になる可能性があります。 温熱療法は通常は単独で用いるのではなく、放射線や抗がん剤の効果を強めることを目的に、放射線や抗がん剤と併せて使います。最も研究が行われているのは局所温熱療法と放射線を併せて行う治療で、脳腫瘍、食道がん、乳がん、大腸がん、膀胱がん、軟部組織腫瘍等のがんで試みられています。 加温時間は長ければ長いほど効果が増しますが、一方、治療を受ける患者さんの負担が大きく、4560分くらいが普通です。毎日治療をするとがん細胞が熱に強くなり、温熱療法の効果が下がりますので、3日くらいは間隔を空けて治療します。週に1〜2回治療するのが一般的です。 放射線は通常の放射線療法と同じく週5回照射する場合と、温熱療法を施行する日に合わせて週1〜2回照射する場合があります。週1〜2回の照射では1回の放射線量が多く、副作用が強くなることがありますので、治療する場所が限られます。3.副作用温熱療法に伴う副作用には、加温した部位のやけど、痛みがあります。体の深いところを治療するのに適した高周波の加温装置を使用した場合は、頻脈、体温上昇といった全身の症状が出ることがあります。放射線と併せて用いたときには、放射線の副作用を増悪させないという報告が多くみられます。国内での装置の普及も進み、全国の多くの病院に導入されました。1996年4月より、それまで条件付き適用であった保険も全面適用となりました。しかし、温熱療法ががんの治療法として第一に選ばれる状況は、限られています。多くのがんでは種類や進みぐあいを考えて、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法のうちのどれか1つか、またはそれらを併せた治療法を選択することが最も妥当です。現時点では温熱療法は、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや、再発がんの治療法をいろいろ検 こどもに多い脳腫瘍>   小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。      脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。 (1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。    2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。      (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。   水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。       脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。     水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。 6.  脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRICTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にありま
す(図9)。また、
MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。   脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。  病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけ
て診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要
な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。こ
のような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。
脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発
生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈す
ることも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こ
どもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。
大腸がんは結腸(けっちょう)がんと直腸がんとに分類されていますが、頻度、原因に大きな違いはありません。日本の新たな大腸がんの患者さんは年間約6万人で、
男女比は5対4でやや男性に多くみられます。大腸がんの約3分の1が直腸がんです。
 大腸がんは、すべてのがんによる死亡率からみると、男性では肺がん、胃がん、肝がんに次いで4位であり、女性では胃がんに次いで2位になっています。しか
し、がん死亡全体に占める割合は増え続けていて、10年後には年間10万人に達すると思われます。国際的には低いのですが、まだまだ増加が懸念されます。
 大腸がんが年々増えてきた最大の要因は食生活の変化であり、とくに動物性脂肪の摂取量の増加が大腸がんの増加をもたらした、と考えられています。
 直腸をさらに詳しく分類すると、直腸S状結腸部、上部直腸、下部直腸に分類されます。肛門管は正確には直腸ではありません。直腸は結腸と違って骨盤内にあるため、骨盤内の手術を複雑なものにしています。男性では直腸の前方に膀胱(ぼうこう)、前立腺(ぜんりつせん)、精嚢(せいのう)があり、女性では腟、子宮、卵巣、
膀胱があります。結腸ではほとんど大腸の機能障害は認められませんが、直腸では骨盤内臓器の切除の問題、また肛門機能としての肛門括約筋(こうもんかつやくきん)の温存の有無の問題があり、術後さまざまな機能障害をもたらします。 大腸がん、直腸がんの原因は、現在では動物性脂肪の摂取量の増加と考えられています
が、決定的な原因はまだ見つかっていません。一方、予防因子としては以下のようなものが考えられています。

・野菜、くだものに含まれる食物繊維は発がん物質を吸着する。的にはご自身の病気に対する考え方などによります。前立腺がんの正確な病期診断には限界があるため、グリーソンスコアーや治療前のPSA値なども参考にしながら治療法が
考えられています。
期待余命が10年以上あると考えられる場合に、病期と現在考えられている推奨される単独での治療法とその特徴について図に示しました。実際の治療では
いくつかの治療法が併用して行われることもあります。期待余命がそれ以下と推定される場合には、手術療法以外のいずれかの方法が単独、あるいは
して選択されることになります。

前立腺がんの発生

がんは、前立腺の細胞が正常の細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。最近、遺伝子の異常が原因といわれていますが、正常
細胞がなぜがん化するのかまだ十分に解明されていないのが現状です。がんは周囲の正常組織や器官を破壊して増殖し、他の臓器に [問題点]TNFは抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。4)インターロイキン12Interleukin-12IL-12)によるサイトカイン療法活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12NK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。 [効果、問題点]臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効かどうかの結論はまだ出ていません。5.生体応答調節剤(Biological Response ModifiersBRM)療法BRMは、1980年代になって新しくつくられた言葉です。米国立がん研究所のBRM委員会によれば、BRMとは「腫瘍細胞に対する宿主(患者さん)の生物学的応答を修飾することによって、治療効果をもたらす物質または方法」と定義されています。このBRM療法は患者さんの免疫系をはじめとして、体全体の働きを調節することにより、治療効果を得ようとする治療です。つまり、がんを治そうとする患者さん自身の持つ力を応援し、手助けし、強めるものです。このように、BRMは通常の抗がん剤とは基本的に考え方が異なっています。この治療法は単独で行われるよりも、むしろ免疫能が低下してしまう外科療法や放射線、化学療法等と併用することによって、患者さんの防御能力が低下するのを予防したり、より高めることを目的に行われます。したがって、その効果は従来の化学療法とは異なった観点から評価すべきと考えられています。実際に米国では、他の確立された治療法と併用することによって効果が認められれば、そのBRMは有効であると評価されています。しかしわが国での臨床評価は、今までの化学療法と同じように、BRM単独での抗がん効果で評価されています。より客観的、科学的、倫理的な評価法を確立すべきと考えられます。(1)BCG(ビー・シー・ジー)BRMが注目されるようになったのは、1970年に行われた悪性黒色腫に対するBCG生菌による治療以来のことです。非特異的免疫療法の草分けであり、現在に至っても多くの報告が出されています。膀胱(ぼうこう)がん、悪性黒色腫で有効であったとする報告がありますが、その他の固形がんでは有効例はほとんど認められていません。 (2)OK-432(オーケー-432)ある種の細菌(溶連菌)からつくられたもので、好中球、NK細胞、マクロファージ等を活性化します。わが国で広く用いられてきましたが、現在では胃がん、肺がん、がん性胸腹水、他剤無効の頭頸部(とうけいぶ)がん、甲状腺(こうじょうせん)がん等に用いられています。 (3)PSK(ピー・エス・ケー)担子菌(たんしきん)カワラタケ(サルノコシカケ)の菌糸体より抽出精製した物質(タンパク多糖複合体)です。内服で用いられます。副作用がほとんどない反面、作用は弱いのが特徴です。適応は胃がん(手術例)、治癒切除例の結腸直腸がんへの化学療法との併用に限定されています。 (4)Lentinan(レンチナン)シイタケより抽出されたものです。キラーT細胞、マクロファージ、NK細胞等を誘導、活性化すると考えられています。がん患者さんの悪液質やQOL(クォリティ・オブ・ライフ:生活の質)を改善するという報告がありますが、適応は手術不能または再発胃がんにおけるテガフール(抗がん剤の1つ)との併用に限定されています。 (5)Bestatin(ベスタチン)細菌(放線菌)由来です。適応は成人非リンパ性白血病に対する完全寛解導入後の維持、強化で、化学療法剤と併用されます。 (6)SizofiranSPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)で、免疫増強効果があることが判明しました。肺がんや大腸がんの術後において、フルオロウラシル(抗がん剤の1つ)との併用で延命効果が得られたとの報告がありますが、臨床効果は確立されていません。 [効果]上記のとおりで、一部のがんで有効性が認められています。 [副作用]一部のBRM療法で発熱や白血球増多が認められますが、重篤な副作用は報告されていません。  [問題点]特定の免疫担当細胞にのみ作用するわけではないので、作用機序が必ずしも明確でありません。作用機序の科学的な解明や、評価法の見直しが必要と考えられます。6.抗体療法抗体とは、抗原に対して特異的に結合できるタンパク質で免疫グロブリンと呼ばれ、B細胞が産生します。多種多様の抗原に対して、特異的な抗体が存在


肝硬変肝臓がん

します。ある抗原に対して特異的な単一の抗体を、モノクローナル抗体と呼びます。近年、モノクローナル抗体を作製する方法が確立され、この技術は医学や生物学の分野で多大な貢献をもたらしました。がんに特異的な抗原に対するモノクローナル抗体なども多数つくられ、がんの研究、治療に広く用いられてきています。 抗体は一般に、補体(抗体の反応を補って、殺菌や溶血反応を起こす血清中の因


肝硬変肝臓がん

子)を介して抗体が結合した細胞や細菌等を破壊したり、マクロファージやキラー細胞による細反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する


肝硬変肝臓がん

結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの

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場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte AntigenHLA)と呼び、大きく分けてクラスIHLA-ABC)とクラスIIHLA-DRDPDQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴっ

肝硬変肝臓がん


たり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれる


肝硬変肝臓がん

T細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic CellDC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。   また、HLAの種類によって結合する


肝硬変肝臓がん

ペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法   サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1)インターロイキン2(Interleukin-2IL-2)によ

肝硬変肝臓がん


るサイトカイン療法   IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。   このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。転移のルートがんが子宮体部にとどまっているのがI期、子宮頸部に浸潤しているのがII期、子宮外に浸潤しているのがIII期で、  IV期は膀胱・直腸に浸潤しているか、肺・肝臓・骨などに遠隔転移がみられる段階です。 がんの進行にともなう症状がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性・血性・膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。  白血球の中のリンパ球の癌 悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。  血液検査と生検でわかる癌 首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈することも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こどもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。   2. 脳腫瘍の頻度と治療上の特徴 白血病による小児死亡が1970年代半ばから急速に減少しているのに比べて、脳腫瘍による死亡は1980年代からほとんど変化していません。CTスキャンやMRIにより脳腫瘍の診断精度が向上して、診断される数が増えたということも一つの要素ではあります。個々の腫瘍では治療成績が向上しているものが確かにあるにもかかわらず、脳腫瘍全体としてみれば小児死亡原因の構造を変えるほどの十分な治療効果が得られていないのが現実です。小児死亡の原因となる腫瘍は、後にも述べますように、悪性脳腫瘍に分類される一群の腫瘍であり、今回のシンポジウムはこのような腫瘍に対する治療が主たるテーマになっています。    脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。   白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。 血液から脳への薬物移行を制限する血液・脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。 脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。 発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。 3. 発達期の脳の特徴 脳腫瘍の治療を理解する上で、発達期の脳の特徴を理解することが重要です。こどもの脳は急速に発達しています。発達が著しいことは、頭の大きさを示す頭囲曲線の推移を見れば一目瞭然です(図1)。この間に、神経細胞は軸索を伸ばしたり、他の神経細胞との間にシナプスを形成したりして大きくなります。また、神経細胞から出る電線に相当する軸索の周囲を、ミエリンという物質が何重にも取り囲む、髄鞘化という過程が進行します。このような時期に放射線照射が行われると、将来様々な脳障害を生じる可能性が高くなることが知られています。一方、可塑性(脳障害からの回復力)が大きいという利点もあり、しばしば驚異的な神経機能の回復・発達を示します。 含まれてる状態が多くあります。  また便秘と下痢が交互におこったり、腹痛や体重減少などがおこります。ヒトパピロ-マウイルスは、子宮頚癌の原因ウイルスであり、ほぼ全ての子宮頚癌の組織か  ら検出されます。ヒトではこれまで100以上の型が報告されていますが、HPVは型により子宮頚癌に高率に検出される型(ハイリスク)から病因と関連性がないと報告されている型まで確認されています。 子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、上皮内癌。Vは、浸潤癌とクラス分けします。までが、良性。からが悪性となります。つまり軽度異形成は、ほぼHPVの感染所見のことが多く、が自然治癒し、11%がくなり、最終的に0.3%が癌になります。32%が自然治癒し、56%が存続、14%が進行するとされています。HPVの型には、より子宮頚癌になりやすい型(ハイリスク)とそうでない型があります。そのハイリスク型は、。HPVの感染率は、統計により異なりますが、1020代は、約50%、3040代は、約30%。そのHPV陽性者の約半分にハイリスク型HPVが検出されております。HPV陰性例においては、異形成から癌の存在は、きわめてまれであるとされています。このため、子宮頚癌検診では、特に細胞診と思われます。ですが、このHPV型測定は、保険適応なく、で行っております。また、型はわかりませんが、ハイリスク群のみの測定は、。            第四回 人工妊娠中絶術   妊娠3ヵ月(妊娠116日)までは、通常、静脈麻酔下で日帰り手術を行っております。朝手術し、お昼過ぎに帰れます。手術は、吸引法による子宮内容除去です。その手術の前に、まだ子供を産んだことがない人は、子宮頚管(子宮の出口、子宮口)が硬く開きずらいので、前日の夕方子宮頚管にラミセル(硫酸マグネシウムを含む高分子材料。スポンジを圧縮したような棒)を入れます。その日は帰ってもらって、次の日の朝手術します。手術の時は、頚管は柔らかくなり拡張しやすくなっています。子供を産んだことがある人は、頚管の状態で、入れないこともあります。この前処置は、子宮頚管を3mmぐらい開く必要があるため、痛みを伴います。しかし、この処置のおかげで、子宮頚管は開くやすくなり、手術が安全に行えます。妊娠4ヵ月(妊娠12週)以上は、日帰りの手術は難しくなり、入院して子宮口を開いてから、陣痛をつけて分娩の形をとります。ですから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。           第三回 低容量ピル   避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います。  低容量ピルの作用メカニズム 低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。  現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞ホルモンはすべて同じで、黄体ホルモンの違いです。 また、ホルモン量が一定のと三相性のとがあります。 あと21錠と28錠のタイプがあり、、ダミ-7錠あります。、1週間休薬します。 人により、どれにするか相談します。こっち。に生理が来てほしくない人はこれ。生理調整が楽なのは、これ。というように。 また、低容量ピルは生理の調節がとっても楽です。早くするのも、遅らせるもの。低容量ピルを何錠飲むかで決めれます。  低容量ピルの副作用 クラミジアや淋病の予防はできません。あたりまえですね。低容量ピルを飲むと、吐き気や嘔吐、乳房の痛みやむくみがでることがあります。このような症状は一時的なことが多く飲み続けるとしだいになくなってきます。また、食直後に飲む方が、吐き気は比較的おきません。血栓症が一番の問題です。心臓の血管につまれば、心筋梗塞ですし、頭では、脳梗塞です。しかし、その頻度は、あまり高くありません。また、肝臓で分解されるため、肝障害がありますが、低容量ピルでは、あまり起こりません。そして、低容量ピルで避妊ができるため、いろんな人と性交すれば、低容量ピルのためではなく、HPV(パピロ- ウイルス)の感染で子宮頸ガンが増えることがありますが、そんなことをしなければ、子宮頸ガンは増えません。  35才以上で、ヘビ-スモ--15本以上)の人は、血栓症の確率が、17倍ぐらい増えます。 低容量ピルの服用をやめれば、いつでも妊娠可能な状態にもどります。結構、魅力的な薬ですよね。         第二回 最近多いおりものが臭いやつ   細菌性膣症について   正常な膣内の環境は、膣にいるという細菌により、酸性の状態にし、他の細菌の侵入を防いでいます。何らかの原因でこれが破綻し、複数の細菌に置き換わった状態が細菌性膣症です。な生臭い悪臭があるおりものがある時もあります。子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。   4. 脳腫瘍の種類 脳腫瘍とは脳に出来た腫瘍の総称であり、一つの腫瘍を示すものではなく、脳に存在する様々な細胞から腫瘍が発生します。脳の中には、まず、神経細胞がありますが、分裂能を持たない細胞のため腫瘍が生じることは稀です。一方、神経細胞と神経細胞の間に膠(にかわ)のように存在する、神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)は、様々な刺激によって分裂する能力を持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。    小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。   脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。   グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。    <こどもに多い脳腫瘍>   小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。   5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。 (1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。    (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。   (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。   <水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。 脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。    水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。   6.  脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRICTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にあります(図9)。また、MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。    脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。    病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要   な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。【直腸癌、大腸癌の解説】  わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術(新肛門手術)」を1995年から行なっています。  直腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。いままで行なわれていた手術法と比べて、何ら、切除する範囲に手心を加えることはありません。つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。(200366日札幌で開催された日本外科学会総会で発表済み.内容は後日発表しますが、その要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.これは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。)  そのうえで、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を有する陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった部位に新たに肛門を作ります。  この手術法は国内外の学会や学術誌で情報公開していますが、現在のところ、われわれだけが行いうる手術法です。(欧米の教科書でも紹介されています)

肝硬変肝臓がん

直腸癌の切除に関して、医師も患者も、悩みながら手術法を決定します。なぜでしょうか。
  それは、直腸が大切な働きをしているためです。
肝硬変肝臓がん



大腸癌や直腸癌を治すためには、癌(ガン)をふくめて周囲の組織をいっしょにとる必要があります。大腸癌細胞・直腸癌細胞が目に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。つまり、治すためには、癌(ガン)だけくりぬくようなことはできません。
 
肝硬変肝臓がん


しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門
(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
肝硬変肝臓がん



[注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、
でしょうか。)が、とても便利な日本語です。] 

肝硬変肝臓がん

では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかし

肝硬変肝臓がん


れませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので、便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは、人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。
  

肝硬変肝臓がん

多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具
[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に、直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても、出来る限り肛門を残

肝硬変肝臓がん


す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。
  しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。20歳代からやや多くなり、40歳代から急に増えてきます。60歳代がピークですが、最近は70歳代の方も多くなっています。
男女比では、女性の方が若干多くなっています。
(1)
平滑筋肉腫
平滑筋はいわゆる不随意筋に属するもので、消化管・子宮など臓器や血管に付随する筋肉です。従って全身いたるところに発生する可能性があります。
中年以降に多く、小児ではまれに発生します。化学療法の効果が余り期待できないため、切除手術が中心となります。
(2)
線維肉腫
線維組織ががん化するもので、中高年に多く発症します。
(3)
脂肪肉腫
中年以後に多い肉腫です。脂肪腫に似た外観のものは悪性度が低く、転移・再発の危険性が余りありません。その他のものは、切除した後化学療法を行います。
(4)
悪性線維性組織球種
軟部肉腫の中ではもっとも多い肉腫です。中年以降に多く、高齢者の軟部肉腫の大部分を占めます。この中でも悪性度の高いものから低いものがあります。
(5)
横紋筋肉腫
小児に多く発生する腫瘍で、リンパ節転移や肺転移の頻度も高い腫瘍です。
悪性度が高く、化学療法と切除手術を行います。特に小児では化学療法の効果が高いため、比較的長期にわたり化学療法を行ってから切除します。
(6)
 悪性末梢神経鞘腫瘍
手術前より抗がん剤治療を行うのが標準的です。
(7)
滑膜肉腫
関節の近くに多く発生しますが、関節そのものには発生しません。悪性度は高く、早期治療が望ましいものです。
(8)
血管肉腫・血管外皮腫
血管から発生する腫瘍で、骨にも軟部組織にも発生します。悪性度が高く、化学療法は一般的にあまり効果がありませんが、放射線治療は有効な場合があります。手術は骨肉腫と同様です。
どうすればがんを克服することができるのか?
医療の進歩がうたわれている今日においてもこの難問への取り組みは、西洋医学、東洋医学を問わず、いまだに世界中で議論が続いています。
現状では「がん」に対して100%効果がある特効薬はまだみつかっていません
私たちはこれまで10年以上にわたり「東洋医学からのがんの治療法」を提唱し続けております。東洋医学のがんに対する治療法をひと言で言うとすれば、「病気ではなく病人に対する治療」ということになります。
西洋医学による「がん治療」
他にもガンの種類によって様々な「治療法」が有りますが、これらはどれもがん細胞を切除、消滅させることが、その目標です
ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。
抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。
東洋医学による「がん治療」
東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。
そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第一段階としてその回復にあたります。
がんセンター研究所研修生を経て研究員として腫瘍免疫学を6年間学んだ。がんの発症機構を明らかにしなければ、根本的な解決につながらないと考え、米国がん研究所客員研究員およびワシンントン大学ハワードヒューズ医学研究所研究員として3年間、血液のがんを対象として分子生物学的研究を行い、がんセンターに再就職。血液のがんは、研究成果が直接、診断治療につながっていくので、大切な研究領域であると確信している。(TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。
図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。
2.
染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究
染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま
した。ヒトゲノム計画の情報を元に、私たちの研究室では、がんに存在する遺伝子異常を調べる方法として、(アレイCGH)法を確立しました(図7)。この方法はゲノム異常をより詳細に調べることができます。
図7.実際の
右上にの拡大図を示しています。a)はがん細胞由来のDNAを緑で標識しているので、各点が緑色に光って見えます。一方、b)は正常細胞由来のDNAを赤で標識しているので、各点が赤に光って見えます。これらは同じところに反応しているので、実際の反応は、両者がひとつに重ね合わせられた状態です(下図)。1つのスポット(丸い点)に着目すると、がん細胞由来のDNA
は、点が緑に光っておらず、正常細胞由来のDNAでは赤く光っているスポットは、この2つを合成した下図では点は赤く光っていますので、これはがん細胞でDNAが欠失している(正常なDNAが失われている)ことを意味します。また、同じように下の合成図で緑が濃くなっているところは、がん細胞でDNAが増幅している(一部のDNAが異常に増えている)ことを意味します。
この研究は、がんの遺伝子異常を調べるという基礎的な研究だけにとどまらず、実際の診断や治療法の選択に重要な意味を持つことが、徐々に明らかになりつつあります。これらの遺伝子異常は、がんの治療のための標的とし
ても大きな意味を持つことが予想されます。これからの5年以内には、さらにがんの遺伝子異常の解明が進み、臨床的な実用化を図ることを目標と結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸と続き、そして直腸、肛門になります。肛門に近い約20cmを直腸、それ以外の部位を結腸と呼びます。甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にあるてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。重粒子線治療の成績が良い方に評価され始めたことにも起因する最近、前立腺癌患者の来院が多くなっている。が、発生頻度が急激に増加していることも確かである。
昭和35年度と平成11年度の全国の部位別癌死亡統計と比較すると、男女とも胃癌は大幅に減少、女性では子宮癌も減少、男女とも肺癌が増加、全体として男性は増加しているが、女性は減少。前立腺癌は4倍弱の増加であり、結腸癌の4倍強に次ぐものである。
国際的な発生頻度は欧米に比べると日本はまだ低い。アメリカの黒人と比べると10%程度(1985)であるが、しかし近年は食・生活環境の欧米化に伴い、ハワイ在住の日本人(40%)並みには増加しているのではないかと考えられる。年齢的には50歳代までは少ないが、加齢に伴った男性ホルモン分泌減少により、60歳以降は急激に多くなっている。これは癌が臨床的に確認されるのがこの年代から多くなるということで、それ以前の症状のない時期(いわゆるラテント癌)は約10年間で、癌細胞の発育は非常にゆっくりしたものと考えられている。
現在、早期診断には血液検査での前立腺腫瘍マーカーPSAの測定が有効である。排尿異常などの症状がなくても、特異的に癌を推定することが可能である。
長い経過をもつ癌であるが、治療せずに放置しておけば、癌細胞は前立腺の被膜外まで浸潤発育し、骨盤内・傍大動脈リンパ節や骨への転移を起こすので、全ての癌の場合と同様に、早期発見・早期治療の基本概念は一番大切にしなければならないことである。
治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によって適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1(偶然発見された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所的治療を加えればよく、A2(中・低分化腺癌)では、手術や照射の単独治療、B1(片葉に限局)も同様、局所進展癌のB2(両葉に限局)C(被膜外浸潤)では、所属リンパ節への転移の可能性が多くなるので、ホルモン併用の手術か照射、進行癌でリンパ節や骨への転移の明らかなD期では、ホルモン療法が中心となる。
ホルモン療法は男性ホルモン(テストステロン)を制御することで、癌病巣を退縮させる。除睾術(外科的去勢)LH-RHアゴニスト注射、エストロゲン内服(内科的去勢)などが行われている。この療法の問題点は、治療開始後34年で再燃現象(ホルモンに耐性の癌細胞が新たに出現する)40%程に出現すること、また、身体のホルモンのバランスが崩れることで、更年期障害様の
体調不良(汗かき、筋力低下など)が生ずること、である。 放射線治療では、腺癌細胞に対する高線量の照射が必要なので、周辺臓器の直腸や膀胱に余計な線量を照射しない、限局線量分布の照射方法が行われている。以前から高エネルギーX線によるBox型照射が行われてきたが、最近は3次元原体照射、小線源照射などが盛んになってきた。線量分布に優れた特徴をもつ陽子線や重粒子線は最先端の治療方法であるが、いまだ限られた施設のみしか可能でない。
現在の重粒子線治療プロトコールでは、患者を病期・PAS値・病理組織分化度(グリアソン値)によって、低リスク・高リスクの2群に分類し、前者は重粒子単独、後者はホルモン併用の治療方針で、より患者の状態に合わせた臨床試行を行っている。
放射線治療の5年生存率は、A期で90%以上、B期で80%前後、C期で60%前後、D期で30%前後が標準的値といえる。B2期・C期ではホルモン併用の有無での成績の差は明らかで、併用の方が40%以上も良好な生存率が発表されている。
前立腺癌は臨床経過が長く、予後の比較的良好な疾患であるが、その経過中の症状・体調の変化にはかなりきついものがあり、家庭や社会の中心で働いている人の病気ということを考えると、単に患者自身の問題では済まなく、家族・職場を含めた精神面・経済面などのサポート体制をしっかりと築くことが大切と考える多くの種類とタイプがある癌
悪性リンパ腫には、多くの種類とタイプがありますが、種類によって、悪性度も治療法も違いがあります。
大きく分けると、非ホジキンリンパ腫とホジキン病に分けられます。
違いは、リード・シュテルンベルグ細胞といわれる、異常におおきなリンパ球がない場合は非ホジキンリンパ腫。ある場合はホジキン病です。
日本人は圧倒的に非ホジキンリンパ腫が多く、ホジキン病は10%程度です。
抗がん剤が効くホジキン病
日本でのホジキン病の治療は、抗がん剤+放射線によって、6割から8割の長期生存が望めます。抗がん剤は4種類を組み合わせた併用療法(ABVD療法)になります。
B細胞かT細胞で分ける非ホジキンリンパ腫
非ホジキンリンパ腫は大きく2種類に分けます。
B細胞(抗体を作るリンパ球)の癌化したものの中で、月単位で進行する、びまん性大細胞型リンパ腫は日本人の約35%を占めるといわれています。
この場合は、3種の抗がん剤+ホルモン剤のCHOP療法や、分子標的治療薬のリツキサンを足した、R−CHOP療法をします。
T細胞(細胞性免疫)の癌化したものの中で、最も悪性度が高く、週単位で悪化していく、成人T細胞型リンパ腫。
B細胞に比べ、治療が難しく、抗がん剤の多剤併用をしても生存期間は1年前後のため、造血幹細胞移植を行ってから、大量の抗がん剤治療をします。
1)接続して進行するホジキン病
ホジキン病の進行は、首のリンパ節から脇の下のリンパ節、脾臓という順番で進行していくのが特徴です。
2)飛び離れたところにも出現し、リンパ節以外の臓器や、皮膚、粘膜にも出現します。
そのため、部位や臓器によって、さまざまな症状になります。
進行がん・・・肝臓、脾臓の肥大
消化器系・・・腹部の塊、腹痛、嘔吐、腸閉塞、出血
骨髄系・・・・貧血、感染症、皮膚からの出血
泌尿器系・・・腎不全
脳、目、耳、鼻・・皮膚および、脳内の腫瘤
移植による副作用・・・生着不全。免疫不全
QOL
を考える!
悪性リンパ腫の治療は、種類によってさまざま。特に悪性度が高い場合は、すばやく治療を開始しなくてはならず、悩む時間はありません。
移植のドナーと出会える確立は、とても低いのが現状です。
その間、何を基準に考えていけばいいのでしょうか。
それはQOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
治療中も、また治療後もQOLを下げず暮らしていける生活を基準に、治療に当たっていくことと考えます。
表皮や真皮などの細胞に発声するガンです。
40
歳代以上から発生率が高くなり、70歳代くらいでピークになります。
主に顔など、露出している皮膚によく発生します。
皮膚ガンには有棘細胞ガン、基底細胞ガン、悪性黒色腫(メラノーマ)、ページェット病などの種類があります。
手術でガンを取り除く方法が中心
その際には実際のガンより大きく、深く取り除くことが必要なので皮膚移植が行われることも少なくありません。
またレーザー照射治療や、放射線療法、化学療法なども行われます。
皮膚ガンは紫外線や放射線、外傷などによる誘発があるほか、傷、やけどの跡や色素性乾皮症から皮膚ガンを生じることもあります。
西欧人は紫外線に弱いタイプの皮膚を持つために皮膚ガンになりやすい傾向があります。
QOL
を考える!
さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。
攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。
皮膚は私たちの全身を温度や湿度の変化、紫外線、ほこりなど様々な外部の刺激から守っています。
皮膚の構造は上から表皮、真皮、皮下組織の3層から成り立っています。
大人の皮膚の総面積は約1.6平方mであり、厚さは表皮が約0.060.2mm、真皮を合わせると、0.41.4mmです。
日本では、年間1000人から1500人ほどの人が悪性黒色腫に罹っており、年々増加傾向にあります。
しています。卵巣は一対の女性生殖器です。骨盤内で子宮の両側に位置しております。いずれもアーモンドのような形と大きさをしています。卵巣初期では、風邪に似た症状で、だるさ、疲れ、貧血、出血などが出ます。
しかし、画像ではわからないため、血液検査で初回診断をします。
さらに、骨髄穿刺、染色体検査、免疫検査などを行い、急性か慢性か、骨髄性かリンパ性かを診断します。
発症頻度はとても少ないが、年齢層は広範囲の癌
発症年齢は小児から高齢者まで、どの年代にも発症します。しかし高齢者ほど発症頻度が高くなっています。
強力抗がん剤・造血幹細胞移植・グリベック
白血病の治療法は種類によって、少しずつ異なります。


肝硬変肝臓がん

急性は、強力な抗がん剤で完全完解を目指し、完解後に造血幹細胞移植を行います。
しかし、移植を行うためには、骨髄の中の細胞を空にしなければならず、様々な副作用に耐えうる体力が必要となり、一般的には50


肝硬変肝臓がん

歳以下とされているのです。
また、どんなに希望しても、ドナーが見つからなければ移植は成立しません。


肝硬変肝臓がん

さらに移植後も、リンパ球が体を攻撃する病気(移植片対宿主病)が起こります。
高齢者や臓器に障害がある場合は、この病気の利点を利用した、ミニ移植という方法も一部行われています。

肝硬変肝臓がん


慢性の場合は、抗がん剤治療に、グリベック(イマチニブ)という分子標的治療薬を服用することで、完全完解に導く割合が多くなってきました。


肝硬変肝臓がん

.初期の段階では、風邪に似た症状で、だるさ、疲れ、発熱、貧血、出血などがあります。
.診断時から4期に相当する癌


肝硬変肝臓がん

他のがんと異なり、診断したときから全身に拡がっているので、4期に相当します。
したがって、進行による転移という表現はしません。

肝硬変肝臓がん


.その他の病状
血液の異常細胞の増加、正常細胞の低下による症状。抗がん剤による副作用

肝硬変肝臓がん


貧血、出血、感染症、全身疼痛、肝障害、腎障害、消化器障害、心筋障害、皮膚・粘膜障害など
移植による副作用生着不全。免疫不

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

の症状が出ます。  抗がん剤がよく効くがんでは、まず抗がん剤での治療が行われることが多いですが、2〜5週の外部照射をすることがあります。5090%で症状がよくなります。  転移性骨腫瘍により脊髄が圧迫されると、歩行困難、しびれや感覚がなくなったりします。状態に応じて手術または放射線治療が行われます。2〜5週の外部照射が行われます。  治療前の神経症状の程度で改善率が異なり、全く歩行ができない状態では神経症状が改善するのは10%程度ですが、神経症状が軽度であった場合は70%程度で神経症状が改善します。8.副作用がんに対する他の治療と同様に放射線治療にも副作用があります。デメリットである副作用よりも、治療によって得られる効果のほうが大きいと、治療を受ける方本人や担当医が考えると治療が実施されます。疲れる、食欲がなくなるといった全身の症状が出ることもありますが、放射線治療の主な副作用は治療される部位におこってきます。  副作用が出てくる時期は、放射線治療中または終了直後のもの(急性期)と、終了してから半年から数年たった後からのもの(晩期)があります。乳がんでは、エストロゲンという女性投与することがあります。白血球減少に対して、抗がん剤を投与した後に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を皮下注射、または静脈注射して白血球減少を予防したり、回復を早めることがあります。3)血小板の減少と出血傾向血小板は出血を止める働きがあるため、血小板が減少すると出血しやすくなり、皮下に出血斑ができたり、歯を磨いたときに出血するようになります。さらに血小板減少が重症化すると、脳出血や消化管出血のおそれが強くなるので、入院をして血小板輸血をしなければならない場合もあります。血色素の減少と貧血赤血球は白血球に比べて寿命が長いため、抗がん剤により高度の貧血を起こすことはまれですが、軽度の貧血はよく起こります。延命を目的として治療するがん完全に治すことが期待できない場合でも、化学療法でがんをコントロールしつつ、できる限りQOLの高い日常生活を送りながら、しかも長期に生存することを目標とします。延命を目的として治療するがんには、以下のようなものがあります。シスプラチンにより、治療成績は飛躍的に向上しました。外科療法や放射線療法の前にシスプラチンを含む多剤併用化学療法を行うことで、治癒の可能性も期待できます。現在は、シスプラチン+フルオロウラシルが多用されています。   血色素が7〜8g/dlになるとめまいなどの症状が出ることもあります。抗がん剤の投与によって消化管出血などを起こしやすくなるため、出血による貧血も起きやすくなります。短期間で貧血を改善する薬はまだないので、貧血が高度の場合は、輸血による治療を行います。5)吐き気や嘔吐   抗がん剤による吐き気は、投与1〜2時間後から起きる早期のものと、1〜2日後から出てくる遅発性のものがあります。ともに個人差が大きく、精神的な影響も関係するせいか、女性に多くみられます。   多くの抗がん剤で共通する薬物有害反応ですが、その機序は研究段階です。早期の吐き気は24時間以内に治まることが多いですが、シスプラチンなどの薬剤は24時間を超えても持続します。   患者さんにとってはつらい薬物有害反応のため、抗がん剤の治療をするときには、吐き気が起きる前に制吐剤を抗がん剤と一緒に投与します。   メトクロプラミド、ステロイドホルモン、塩酸グラニセトロン、塩酸オンダンセトロン等が使用され、昔に比べると吐き気はかなり薬でコントロールできるようになりました。遅発性の吐き気は出現した場合、早期の吐き気に比べて、薬でのコントロールが難しいとされています。  微小管作用薬などの治療では、指先や足先からはじまるしびれ感が出ることがあります。進行すると手足の感覚がなくなり、食事中にはしを落とすような症状が出ることがあります。   指先の運動など血行をよくすることが大切ですが、回復しづらい症状のため、悪化させないためには抗がん剤の投与を中止する必要があります。 ビタミン剤を使うことがありますが、効果は不十分です。しびれ感など末梢神経障害に対する新薬が開発中です。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、6070%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、手術後に全身的化学療法を続けて行います。10.新薬の誕生までの道のり最初の抗がん剤の発見以来、約30年の間に100種以上の新薬が開発され、現在、治療に用いられています。抗がん剤は、植物の成分、細菌の培養液など多くの資源から探索されます。あるいは、人工的に合成する場合もあります。新しい抗がん剤の候補が発見されると、ヒトの培養がん細胞やヒトのがん細胞を植えつけた動物に対しての有効性が研究され、次にその薬物有害反応が研究されます。がんに対する効果と、ヒトが耐えられるかどうか、その薬物有害反応はどういう種類でどの程度か等が判断された後に、実際のがん治療における有効性を知るために、臨床の研究へとステップアップします。 ヒトでの臨床研究では、まず、薬物有害反応、血中濃度、有効性等の研究(第I相研究)が行われます。このときに安全な投与量が決定されます。次に、この安全な投与量を用いて、薬の有効性と有害事象が研究されます(第II相研究)。以上の結果から、市販する価値を認められた薬のみが、広く治療に用いられます。一般に、新薬の発見から市販までに10年以上かかるといわれるほど、長い慎重な研究を重ねて新しい抗がん剤が誕生します。しかし、それでは有効な抗がん剤の恩恵を受けられない方も多いので、よく効く抗がん剤はできるだけ早く使えるようにしようという努力がなされています。11.抗がん剤による薬物有害反応について抗がん剤には、がん細胞を死滅させるとともに、正常な細胞も傷害させてしまうという作用(薬物有害反応)があります。理想的な抗がん剤は、がん細胞だけに作用して正常な組織には作用しないという薬ですが、残念な
がらそのような薬は現在のところ存在しません。もちろん、分
抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性
ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さら
に、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。
 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場
合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。
13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、
がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とと
もに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは
70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロ
ールできるようになってきました。
 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であ
ると、国際的に重要性が認められています。
  放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周しないかもしれませんが、一日一日をできるだけ苦しまずに安楽に暮らしていけるようにすることが可能な治療です。4.放射線治療の方法放射線治療の方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、放射線源を直接身体の組織や、食道、子宮といった腔に挿入して治療する密封小線源治療があります。どちらかひとつの放射線治療をすることもあれば、外部照射法と密封小線源治療を組み合わせて治療することもあります。最も多く行われている方法は外部照射法のみで行われる治療です。 非密封の放射性同位元素による治療についても簡単に記載します。 1)外部照射法外部照射法に使われている治療機器には、放射線源であるコバルトを使う治療装置や、電子を加速してX線、電子線をとり出すリニアック、マイクロトロン、ベータトロンがあります。これらは高エネルギー治療装置といわれ、1960年代以降に普及してきました。それ以前は低いエネルギーのX線治療装置が主流でした。しかし、この治療装置では、身体の深いところにあるがんよりは表面の皮膚に高い線量となってしまい、がん病巣に対する線量が不十分なため、がんの治りが悪く、しかも強い皮膚炎が生じてしまいました。皮膚に潰瘍やケロイドができたりといった副作用が強く、しかも効果があまりないという放射線治療のイメージはこの時代につくられたものと思います。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーターと呼ばれるX


肝硬変肝臓がん

透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合もあります。CTで得られた画像を用い、3次元治療計画、強度変調放射線治療


肝硬変肝臓がん

IMRT)という照射方法にすることもあります。従来の放射線治療方法に比べると腫瘍により限局して放射線を照射することができる方法です。ホルモン療法とはある種のがんでは、がん細胞の発育にホルモンを必要とします。そのため、特定のホルモンを分泌している部分を手術で取り除いたり、経口や注


肝硬変肝臓がん

射によってそのホルモンと反対の作用をするホルモンを投与して、がん細胞の発育を阻止する治療法が行われます。この治療法をホルモン療法(内分泌療法)といい、がん細胞を殺すので線源は一時的に体内に挿入し、治療が終了すると抜去しますが、粒状の線源である金、ヨードでは刺入したままにしてお

肝硬変肝臓がん


きます(永久刺入)。永久刺入された場合は、身体から出る放射線が周囲の人に危険のない範囲に下がるまでの数日間、患者さんは特別の部屋に隔離されます。3)非密封の放射性同位元素による治療ヨードを体内に投与すると甲状腺組織に取り込まれることを利用して、ヨード131という放射線の一種である


肝硬変肝臓がん

β
線(ベータ線)を出す放射性同位元素(アイソト−プ)を、甲状腺機能亢進症や肺などに遠隔転移した甲状腺がんの治療に用います。 まだ、我が国で認可されていないアイソトープでの治療としては、痛みのある骨転移へのストロンチウム89による治療があります。また、悪性リンパ腫などの抗体と、アイソ


肝硬変肝臓がん

トープ(ヨード131やイットリウム90など)を結合したものを使用する放射線免疫療法は、我が国でも研究がはじめられています。5.放射線治療をがんの治療として決めるまでにはがんにかかった方が放射線治療医を直接受診することは非常にまれで、ほとんどが外科、内科などから紹介されて放射線治療医


肝硬変肝臓がん

をの治療が可能になってきています。   神経症状は、6070%が放射線治療前よりもよくなります。転移数が多数のことが多く、全脳照射が行われますが、転移数が少ない場合は方法(国立がんセンター中央病院では呼ばれる方法)で限局して治療をすることがあります。1〜3週の治療期間で行いま

肝硬変肝臓がん


す。  がんが神経や血管を圧迫しておこす症状に対して肺がんや縦隔腫瘍が上大静脈を圧迫すると、頭部や上腕から心臓に戻ってくる血流が遮断され、顔面のむくみ、腕のむくみ、呼吸が苦しい、咳など

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

あらかじめ医師に照射量(一日の量と期間)を確認しておく必要があります。抗がん剤単独での治療では効果がないため放射線療法と同時に行われることが多い。放射線療法や外科療法の補助的な治療として位置づけられています。 放射線の照射を限界まで行った後に再発したり、完全に消失できなかった場合には単独で使われることがあるが、ほとんど効果はないとされています。肝臓がん(肝臓癌)は肝臓に発生するがんの総称であり、主に肝細胞がんと肝内胆管がんがあります。 ほとんどの場合は肝細胞がんになります。胆管がんには肝内胆管がんと肝外胆管がんがあり、通常胆管がんという場合には肝外胆管がんを指し、 肝内胆管がんは肝臓がんとして扱われます。一般に肝臓がんという場合には肝細胞がんを指します。 肝臓がん(肝臓癌)には肝臓を原発巣とする原発性肝がんと胃や大腸などのほかの臓器にできたがんが肝臓に転移した転移性肝臓がんがありますが、 このうち転移性肝臓がんは原発性肝臓がんとは性質が異なり、治療法も異なってきます。 肝臓がん(肝臓癌)は年々増加傾向にあり、肝臓がんによる死亡者数は2015年頃まで増加し続けると予想されています。 肝臓がん(肝臓癌)のおよそ9割を占める肝細胞がんのうち約8割がC型肝炎、2割がB型肝炎が原因で発生しており、 そのため肝臓がんを持っている患者さんの約7割近くはウィルス性肝炎のための肝硬変を合併しています。 ほとんどの肝細胞がんがB型肝炎やC型肝炎を原因としているため、B型肝炎、C型肝炎ウイルスに陽性の方は定期的な経過観察が必要であるといえます。 C型肝炎ウイルスに感染すると、1〜3ヶ月の潜伏期間の後に肝臓に急性の炎症(急性肝炎)が起こります。 その後慢性肝炎から肝硬変へと進行することが多く、肝硬変になった場合にはその後肝臓がん(肝臓癌)を発病する危険性が高まります。 肝硬変や肝臓がんに移行する際には多くの場合、血小板の数値が低くなります。 肝炎ウイルスのキャリアの方で健康診断などで血小板の数値が低くなりつつある方は注意が必要です。 肝臓がん(肝臓癌)は再発率が極めて高いがんであり、難治性の経過をたどることが多く5年生存率も肺がんや膵臓がん、 胆道がんなどとともにかなり低い率に留まります。 したがって、B型肝炎やC型肝炎キャリアの方は肝臓をいたわるように生活習慣を変えたり、普段から免疫を強化することがとても重要になります。 肝細胞がんとは異なり、肝内胆管がんはウイルスとは関係がありません。   【肝臓がん(肝臓癌)の原因】 日本人に肝臓がんが増えている要因は肝炎ウイルスの感染者の増加が主因といえます。 肝炎ウイルスのうちB型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルス、特にC型肝炎ウイルスに感染した人が肝臓がんになりやすく、肝臓がんを発病した患者さんのうち、これらのウイルスに感染している人は実に90%近くに達しています。 最新の全国調査(第11回全国原発性肝癌追跡調査報告、日本肝癌研究会)によると、肝臓がん患者の68.9%でHCV抗体が、17.8%でHBs抗原が陽性です。 アルコール性肝炎から肝硬変になった場合に肝臓がんが発症する率は低いとされていますが、 日常的に酒量が多い人がウイルス性肝炎になり肝硬変になった場合には、かなり高い確率で肝臓がんが発生します。 したがって、肝炎ウイルスに感染しないことが肝臓がん予防にはとても大切であるといえます。 B型肝炎、C型肝炎ウイルスに感染している場合には定期的にチェックを受けることで、 仮に肝臓がんになっても初期の段階で癌を発見することができます。 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、初期の肝臓がんには特有の症状は少なく、肝炎・肝硬変などによる肝臓の障害としての症状が主なものです。 肝硬変とは肝炎ウイルスなどにより肝細胞の破壊が進み、肝臓全体が萎縮してしまうことで肝機能が低下した状態をいいます。 多くの場合血小板の数値が10万程度と低くなっています。 肝硬変により肝機能が低下し、エネルギーの代謝や毒素の解毒といった肝臓の働きが悪くなってくることにより、 「食欲不振」や「全身の倦怠感」などの症状が現れてきます。 肝機能の低下がさらに進むと、血管やリンパ管から漏れ出した成分が腹部に溜まる「腹水」という状態が出てくることがあります。腹水は栄養成分であるためむやみやたらと抜くと体力の低下が起きますので慎重にすべきです。 肝臓がん(肝臓癌)が進行すると手足や顔、白目の部分が黄色くなる「黄疸」が現れることもあります。 さらに肝臓が腫れて血管を圧迫することで肝臓に送られる血液が胃や食道などの静脈に大量に流れるようになると静脈がこぶのように大きく膨らむ静脈瘤ができることがあります。静脈瘤が破裂すると「吐血や「下血」を起こし、命を落とすことがあります。 肝臓がん(肝臓癌)では血液が脾臓に流れ込むことで赤血球が壊され「貧血」になることもあります。貧血になるとめまいや冷や汗、脱力感などの症状が出ます。 肝臓に血液を運ぶ血管のうち門脈が詰まると、小腸や大腸に血液が溜まり、腸がむくんでしまうことで「便秘や下痢」が続くことがあります。 さらにがんが進行した状態では大きくなった肝がんが破裂して出血し「腹痛」を起こすこともあります。みぞおちあたりにグリグリとしたシコリが現れることもあります。 肝臓は多少調子が悪くても症状が表に出にくく、気づいたときにはかなり進行していることが多いので、日頃から肝臓をいたわることが大切です。 肝臓の働きは主に、栄養の代謝と有害物質の解毒にあります。 肝臓をいたわるためには、良質なたんぱく質をしっかり取ること、ビタミン、ミネラルが多い 栄養バランスのとれた食事に心がけることです。そして、日頃から酒量の多い人はアルコールを控えること、 糖質や脂質の取りすぎには十分に注意すること、さらには化学薬品(合成着色料、保存料、食品添加物、農薬、防腐剤、医薬品等) の摂取をできるだけ控えることがとても大切です。 肝内胆管がんにも症状は特にありません。肝内胆管がんは浸潤性の強いがんであるためじわじわと肝臓の出口付近にある胆管に しみこむように拡がり胆管が閉塞してしまい、黄疸が起きます。肝内胆管がんは非常に見つかりにくいがんであるため、 症状が出てから発見されることも珍しくなく、進行している場合が多いがんです。 肝臓がんの診断には血液検査と画像診断法が行われます。どちらか一方だけでは不十分です。また、血液検査や画像診断法を駆使しても「肝臓がん」と診断がつけられないこともあり、その場合は針生検といって、肝臓の腫瘍部分に針を刺して少量の組織片をとり、顕微鏡で調べることも行われます。 肝臓がんの検査に使用される血液検査と基準値を示します。基準値は施設によって基準値が異なりますので詳しくは検査機関にお問合せ下さい。 肝機能に異常がないかを調べるために血液中の「GOTAST)」と「GPTALT)」の値を調べます。 こららは肝細胞に含まれている酵素で、肝細胞が壊されると血液中に大量に流れでてくるため数値が上昇します。 肝細胞がどの程度障害を受けているのかの指標になります。 ◆血小板(Plt) 基準値 12-40/ul 血小板は血液を固めるために必要な血球成分です。肝硬変になると血液の中の血小板が減ってきてしまいます。 肝硬変の進行具合の指標になり10万/ul以下に低下すると肝臓がんの発症率が高くなります。 ◆アルブミン(Alb) 基準値 4.1-5.1 g/dl アルブミンは血液蛋白の一部で肝臓でしか作られないため肝機能が低下してくるとアルブミンの数値も低下してきます。 著しく低下してくると腹水や浮腫みがでます。 ◆総ビリルビン(T-Bil) 基準値 0.3-1.2 mg/dl 肝細胞に障害があるときにあがってくる数値で、血液中の総ビリルビンが増えると黄疸であるといわれます。 ◆α−フェトプロテイン(AFP) 基準値 20 ng/ml以下 肝細胞がんのおよそ90%で陽性になる腫瘍マーカーです。元来は胎児の肝臓と卵黄嚢で産生される糖タンパクで出生後には急速に低下しますが、肝癌になるとこのタンパク質の合成が活発になるため陽性になります。 PIVKA-II 基準値 0.1 AU/ml以下(肝臓がんの腫瘍マーカー) 肝細胞がんに特有の腫瘍マーカーで他の疾患では上昇することは少ないのですが、 ビタミンK欠乏の時にも上昇するのでワーファリンなどの薬を服用しているときにも上昇することがあります。 ◆超音波検査(肝臓癌の検査) 肝臓がんを早期に発見するうえで有効な検査になります。超音波診断装置を使用する検査で、 直径が1〜2cm程度の小さな肝がんでも見つける事ができる確率が高く一般にも普及している検査です。 CT検査(肝臓癌の検査) CT検査(CTスキャン)はいろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影しコンピュータを使って 非常に鮮明な画像を得ることができます。超音波検査で調べきれなかった場合でもがんを見つけることができます。 MRI検査(肝臓癌の検査) MRI検査は磁場を使っていろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影する検査です。 放射線の被曝がなく超音波検査では見分けの付きにくいがんもMRI検査で診断できる場合があります。 ◆肝血管造影検査(肝臓癌の検査) 足の付け根かの動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を肝臓まで挿入し、造影剤を注入してエックス線撮影を行う検査です。 超音波検査の画像で肝臓がんの位置を確認しながら、体表から細い針をさして癌の組織の一部を採取し顕微鏡で詳しく検査する方法です。 ただし、針を刺すとがんが回りに散ってしまう危険性があるため血液検査や画像検査で診断が付かなかった場合のみ行われる検査になります。 <治療方法を決めるにあたり> 肝臓がんの治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 患者さんが最終的な治療方法を最終的に決定する時代になりつつあります。 また医療の進歩とともに肝臓癌の治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。 肝臓がんの治療には多数の選択しがあります。外科療法(手術)、肝動脈塞栓術、エタノール注入療法が中心となります。他にマイクロ波凝固療法、ラジオ波凝固療法、凍結療法、化学療法(抗がん剤)などもあります。 肝臓に放射線を照射すると正常や肝細胞が障害されてしまううえに発がんの恐れもあるため骨に転移した場合を 除いて放射線療法はあまり行われていません。ただ陽子線や重粒子線をつかった照射範囲を限定できる放射線治療は肝臓がんに有効であると考えられています。 肝臓がんの治療は、がんの進み具合(病期:ステージ。下記表参照)、患者さんの年齢・体力、 肝機能の状態、合併症の有無などから判断して治療法が選択されます。 このうち肝機能の状態はとても大切な判断材料になります。 肝臓は再生能力のとても高い臓器で、健康な肝臓は70%近くが切除されてもほぼ元通りの大きさに 戻るため切除しても機能的には問題がないと考えられています。 しかし、慢性肝炎や肝硬変を患っている場合には再生能力が低下してしまうため大きく切除してしまった場合に残った肝臓の機能が十分でなく命に関わる事態になることもあります。 基本的には外科手術によってがんを含む肝臓を切除する方法が取られるのですが、肝機能が低下しているなどの理由で切除する範囲が十分でない場合には移植や手術以外の方法が選択されることになります。 【肝臓がん(肝臓癌)の治療−外科手術(肝切除術)】肝切除はがんを含めて肝臓の一部を切り取る手術で、最大の利点はがんが治る可能性がもっとも高いということです。デメリットは合併症が起こる場合が少なからずあり、1−2%ですが手術に起因する死亡があります。また入院期間が1−2ヶ月さらに退院してからの自宅療養が1−2ヶ月必要で長期に及ぶことがあげられます。 肝臓はひとかたまりの臓器ですが、肝臓内を走る血管の分布によっていくつかの区画に分けて考えられます。まず大きく左葉と右葉の二つに分かれます。左葉は外側区域と内側区域、右葉は前区域と後区域に分かれます。さらに外側区域、前区域、後区域はさらに上下2つの亜区域に分かれ、これに内側区域と尾状葉(肝臓の後ろ側の小部分)を加えて合計8つの亜区域に分かれます。 肝臓の切り取り方は、これら肝の区画の「どこ」を「どのくらい」切除するかによって表現されます。がんが区域をまたいでいる場合には複数の区域を切除します。 肝機能が低下していて大きく切除できない場合には安全のために、亜区域切除や部分切除などより小さい取り方を選ぶのが普通です。がんでない肝臓をできるだけ残し、しかもがんを取り残さないのがよい手術ということになります。 残念ながら肝臓がんは再発の非常に多いがんであり、肝切除術により完全にがん細胞を切除したとしても3−5年後までに再発する確立は70%にも達してしまいます。しかし再発した場合でも条件によっては再手術することもできますし、下記に記すように他にいくつかの治療法がありますので落ち着いてがんに対峙するようにしましょう。 【肝臓がん(肝臓癌)の治療−肝動脈塞栓術(TAE)肝動脈塞栓術は、がんが進行しているため、完全に切除できないと判断された場合や、 患者さんの肝機能の状態が悪くて手術ができないと判断された場合に行われる肝臓がんの治療方の1つです。 肝臓には肝動脈と門脈という二つの血管から酸素や栄養分を受けていますが、一方で肝臓がんはほとんど肝動脈のみからそれらの供給を受けています。この性質を利用して行う治療が肝動脈塞栓術なのです。 つまり肝動脈塞栓療法は肝臓がんに栄養を送っている肝動脈を塞いで、肝臓がんが酸素や栄養を供給されないようにし、壊死させることができるのです。 具体的には太ももの付け根の部分からカテーテルと呼ばれる管を肝動脈まで挿入し、抗がん剤をしみこませた「ゼラチン・スポンジ」という小さなスポンジ状
のゼラチンを詰めて肝動脈を詰まらせます。肝動脈が詰まっているためがんは酸素などの供給を受けることができなくなり壊死します。その後スポンジは自然に溶けて血流は元通りに回復します。 肝動脈塞栓術は1回の治療で1週間ほどの入院が必要です。1回の治療で癌細胞が完全に壊死できなくても繰り返し同じ治療を行えばほぼ消滅させることができます。 この治療法はがんの進み具合についての制限はほとんどなく、適応範囲が広い治療ですが、 癌細胞が門脈を塞いでしまっている場合には行うことができません。また黄疸や腹水が見られるほど 肝機能が低下している患者さんに対しても治療ができない場合があります。 治療中や後に発熱がみられた、り食欲不振や腹痛、吐き気などの副作用が現れる場合がありますが数日で収まり、1週間程度で以前と同じ生活ができるようになります。 このように、肝動脈塞栓術は他の治療法に比べ治療対象の制限が少なく、長所も多く、 最近の肝臓がん治療成績の向上に最も寄与しています。しかし、延命効果は多大ですが、完全に治りきる確率(完全治癒率)は現在のところ10%程度です。 上咽頭がんの場合には最初に手術が行われることはほとんどありません。放射線療法を行っても消失しないリンパ節転移に対してはリンパ節を切除するリンパ節郭清が行われることがあります。 中咽頭がんや下咽頭がんの場合にも第一に放射線療法が選択されます。がんが進行している場合や、放射線が効きにくい場合、再発しやすい場合などに手術療法が行われることになります。 放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。咽頭がんの場合、頚部リンパ節などに転移があっても放射線療法が主体となります。手術よりも優先されます。 上咽頭がんには低分化型扁平上皮がんがほとんどであり、放射線感受性(放射線が効く確立)が高いため手術療法よりも放


肝硬変肝臓がん

射線療法が優先されるのです。
中咽頭がんでは中咽頭の上部には低分化型扁平上皮がんが、下部には高分化型扁平上皮がんが多く発生しますので治療方法

肝硬変肝臓がん


も異なることがあります。
下咽頭がんでは高分化型扁平上皮がんが発生することが多いため、手術療法を優先することが多くなります。

肝硬変肝臓がん

放射線療法を行っても消失しないリンパ節転移に対してはリンパ節を切除するリンパ節郭清が行われることがあります。
最近は抗がん剤と併せて行う放射線化学療法が行われます。しかし、抗がん剤の副作用が強く出てしまう、高齢者、合併症


肝硬変肝臓がん

があるなどの理由で抗がん剤が使えない場合には単独で放射線療法が行われることがあります。
どのタイミングで抗がん剤を使うのが効果的なのか、どの種類の抗がん剤を使うのが効果的なのか臨床試験が進められてい

肝硬変肝臓がん


ます。
また、骨への転移のための痛み、脳の神経症状、呼吸の苦しさなどの症状を緩和する目的で放射線療法が行われることがあ


肝硬変肝臓がん

ります。
正常な細胞に放射線が照射されると正常な細胞がダメージを受け副作用が出ることがあります。副作用には治療中又は治療


肝硬変肝臓がん

直後にでるものと、半年〜数年後にでてくるものとがあります。将来的に放射線の影響で他の部位にがんができることもあるため若い人への放射線治療は慎重に判断する必要があります。
肝硬変肝臓がん


放射線の照射量には決まりがあり、無理をして大量の放射線照射を行うと強い副作用が出る可能性が高いため注意が必要です。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

癌は、異常な細胞がコントロールを受けずに増殖し広がる病気です。人間の体は無数の細胞からできています。細胞は分裂して自分と同じ細胞の複製を作ることにより増殖します。このようにして組織の新陳代謝(古いものから新しいものに変わるということ)が行われ、傷が治り、髪の毛が生えてくるのです。異常に増殖した細胞の集団を腫瘍と呼びます。これには良性腫瘍と、悪性腫瘍すなわち癌があります。良性腫瘍は大きくなって体の機能を妨げることはありますが、命を脅かすことは滅多にありません。一方、悪性腫瘍は大きくなるだけなく、浸潤して正常組織を破壊し、時に転移をおこします。転移とは、細胞が腫瘍から離れて血管やリンパ管を通って体の他の部位に移動して別の腫瘍を形成することです。癌の増殖スピードには早いものもあれば遅いものもあります。腎臓は、左右1個ずつある臓器で、背骨の両側で腰の高さに位置しています。腎臓では、血液によって運ばれてきた体内の老廃物が濾過され、不必要なものが尿として排泄されます。そのために腎臓には大量の血液が運ばれてきます。それ以外にも腎臓では血圧を調節する物質を作ったり、ビタミンを活性化したり、血液を増やす物質を作る機能があることが知られています。腎臓癌は、尿をつくる 尿細管細胞 から発生する癌です。腎臓癌は、小さいうちはあまり症状がないため、 以前は早期発見が難しく、大きくなって、血尿がでたり、痛みがでたり、患者さん自身がお腹の腫瘤に気づくまで 発見できませんでした。しかし、最近では人間ドックでの超音波検査の普及や、他の病気でCTがとられる機会が増え、 小さい段階で見つかるようになってきました。このような段階で見つかった場合は転移がみられることはまれです。 しかし、時間の経過とともに、腫瘍は次第に大きくなり、リンパ節 や肺や骨などの他の臓器に転移をおこすことがあります。肺転移が起きると咳、 痰、血痰がでたりしますし、骨転移が起きると痛みや手足のしびれがでたりします。また、多発することも腎臓癌の特徴です。つまり、ある腎臓に検査で1個の腎臓癌が見つかったときに、 その腎臓の他の一見正常そうに見える部分にも画像検査では見つからない小さな癌が隠れていることがあります。これを 衛星病変 と呼びます。直径4cm以上の大きな癌では約10-20%にみられるとの報告もありますが、 小さな腎臓癌でも皆無ではありません。また、手術時に癌のなかった反対側の腎臓に、のちに腎臓癌ができる割合は1-2%あります。診断は、主にMRI、CT、超音波診断、血管造影などの画像診断機器を組み合わせて行われます。これらによってあなたのからだの中の血管や組織の情報を得ます。より鮮明な血管像、組織像を得るために、 造影剤 の注射を同時に行うこともあります。これらの検査により、組織の写り具合、腫瘍の発生部位、大きさをみます。MRI、CT、超音波診断における得られた画像の濃度をみる事で、腫瘍が腎臓癌なのか、良性の腫瘤なのかを区別します。より侵襲性が少なく、より多くの情報が得られる方法が選ばれます。また特殊な検査として、骨に転移があるかどうかみるために、骨シンチという検査が行われます。超音波検査:プローブと呼ばれる小さな機械を直接お腹や背中にあて、発した無痛性の音波が臓器で反射してきたものを処理することにより、モニタ画面で臓器の映像をみることができます。癌の部分は、正常部分とは異なる光り方で見えます。この検査はもっとも手軽で、もっとも身体に負担の少ない検査といえます。CT検査:X線とコンピューターを組み合わせた診断装置。造影剤を用いない単純撮影法もありますが、一般的には 造影剤 を腕や足の静脈から点滴注射し、臓器、血管の染まり具合と尿中に排泄される造影剤により腎像、尿管、膀胱などの形を指標とし診断します。目的とした臓器にあわせ、連続的にX線写真を撮影し、コンピューターにより画像が作られます。比較的容易に検査でき、診断精度の高い検査ですが、造影剤にアレルギーがある人もいますし、またX線の被爆が多少あります。MRI検査:磁力を用いて身体の成分の反応をコンピューターで解析してフィルム上にあらわす画像検査の一種です。X線を用いたCTとよく似ていますが、血管などの軟らかい組織が骨などの硬い組織と同じくらいよく観察できます。診断精度の高い検査で、X線の被爆がなく、多少腎機能が悪くても造影検査できる利点がありますが、身体のなかに金属が入っている人は行えません。過去に心臓のペースメーカー手術、手足の金属埋込み手術などの体内に金属を埋め込むような手術を受けた方は、必ず放射線科医、泌尿器科医に伝えてください。血管造影:造影剤を用いて、動脈や静脈などの血管の走行を調べるレントゲン検査。局所麻酔を行ったうえで、足の付け根を小さく切開し、カテーテルとよばれる細い管を血管に進めて、造影剤を必要な血管内に送り込みます。麻酔が必要であり身体に負担をかけるやや侵襲的な検査ですが、手術をするにあたり血管の走行や異常を知ることができる点で大事な検査であるといえます。最近は、CTなどの他の検査法が進歩したため、それらの検査で情報が不十分な場合に必要に応じて行われます。骨シンチ検査:骨に転移があるかどうかみるために、弱い放射性物質を静脈注射し、その4-5時間後に写真をとる検査。危険性や身体への負担はほとんどありません。この検査は頻繁には行いません。北大では、最初の診断時と痛みがでた時に行っています。組織の生検検査:これまでのべたような各種の画像診断によっても、癌か否かを診断しきれない場合があります。乳癌や前立腺癌では、「針生検」という方法で癌細胞を検出することが確定診断に用いられています。しかし、腎癌では癌細胞が針の通った道にひろがることや血中に入ることが懸念され、また小径の腎腫瘍では生検をしても確実な診断にならないことが多い(約15%)ことから、一般的には針生検を行っていません。腎にできる病変のうち、腎臓癌と区別しなければならないものとして、腎嚢胞と腎血管筋脂肪腫があります。もちろんまれなものは他にもいくつかありますが、この2つが代表的です。どちらも良性で、ほとんどは経過観察ですみます。腎嚢胞(じん・のうほう):腎臓内の水のつまった袋状構造。一種の老化現象と考えられます。完全に良性の病変ですが、まれに大きくなって周囲の組織を圧迫し腰痛を起こす事もあります。それゆえ、医師による定期的な検査が必要です。超音波検査やCT検査で診断可能です。腎臓癌でありながら嚢胞の形をとるものがあり、画像検査では区別できません。そのため、直接細い針を刺して内部の水分を吸い取り、その成分のなかに癌細胞が隠れていないかどうかを調べる事もあります。腎血管筋脂肪腫(じん・けっかん・きん・しぼうしゅ):血管と筋肉と脂肪からできた腫瘍。良性ですが、すこしずつ大きくなるため定期的な検査が必要です。時に出血や疼痛をおこすことがあり、腎部分切除術や血管塞栓術が行われます。特徴的な脂肪成分が超音波検査やCT検査でわかれば診断可能ですが、それがないと腎臓癌との区別が困難な事があります。最近10年間の北大病院での手術結果をみたところ、腎臓癌の疑いで手術された腫瘍のうち、約5%の患者さんの腫瘍が良性でした。いろいろな検査にも関わらず、「癌である」という診断が正しくなかったわけです。この割合を減らすように努力をしていますが、画像検査だけでは100%の癌の診断はできません。特に3cm以下の小さい腫瘍では、慎重に診断を行っていますが「とってみなければ癌かどうか判らないものがある」のです。腎全摘術:最も古くから行われている方法で、癌におかされている腎臓全体をその周囲にある脂肪組織、副腎ごと完全に摘出する方法です。術中に血管内に腫瘍をばらまいたり、腫瘍を周囲に取り残さないように、腫瘍を術者の目で直接みることなく、腎臓の血管を先にしばった上で、周囲組織ごと腎臓を摘出します。大血管周囲にあるリンパ節も一塊として摘出されます。歴史的にみて、最も確実な手術と考えられています。北大でも、腎臓癌の患者さんの多くはこの手術を受けられています。おなかの切開線には、(1) お腹につくものと、(2) 横腹につくものがありますが、術後の回復の早さからみると横腹の方が、楽なようです。この手術の利点は、1)少なくとも1側腎臓全体をとるため、その腎臓からの再発の心配がない。ただし、 遠隔転移 がおこることを完全には防げません。古くから行われている方法であり、手技が確実である。治療成績も確実であり、小さい偶然発見されたものでは、5年生存できる確率が90%以上とされている。すなわち、5年後に100人中90人以上の患者さんが生存しています。しかし、欠点として、腎臓が1個になるため、将来、1)特に高血圧や糖尿病のある人、高齢の方では腎機能が低下する可能性がある。これについては、問題ないとする意見もあります。残った反対側の腎臓に癌ができる確率が少ないながらあり(1-2%)、その手術が大変である。交通事故や怪我で残った腎臓が傷つくと、 腎不全 となり 血液透析 が必要になる。結果的に良性の腫瘍だった場合、全部取らなくてもよい腎臓を1つまるごと失ってしまい、患者さんの不利益になる。もちろん、そうならないように慎重に診断しています腎温存手術(部分切除/核出術):腫瘍が小さいうちに偶然発見される腎臓癌が増えるにしたがい、欧米を中心に行われるようになってきた方法で、血管の走行や腫瘍の位置に注意を払い、腎臓癌の部分だけを摘出し、正常の腎臓部分を残し、温存する手術です。通常、切開線(メスをいれ、あとで縫われる切り口)は、横腹につきます。当初は、腎臓が1個しかない患者さんや、腎機能が悪い患者さんにできた腎臓癌のみで行われてきましたが、近年の研究で腎全摘術とそれほど治療効果に差がないことが示され、腎機能に問題ない患者さんでも行われるようになってきました。比較的最近行われるようになってきた方法ですので、長期成績は未だ多くはありません。北大では、腎機能に問題のない患者さんでは、腫瘍の大きさが4cm以下の場合に部分切除術をお勧めしています。この手術の利点としては腎臓が2個残るので、腎機能低下に対する心配が少ない。手術で切らなかった対側の腎臓に癌ができても、十分処置できる。たとえ良性の病変であっても、これ自体が治療となる。血管筋脂肪腫の治療法として認められています。しかし、欠点として、1衛星病変が残るために手術された側の腎臓で腎臓癌が再発することがあります。偶然発見された小さな腎臓癌では、その頻度は約1-5%とされています。しかし、腎臓癌が温存された腎臓内に再発したとしても、癌の成長速度は遅いため、CT等により十分経過観察される限り手遅れにならないと思われます。2)10年以上の長期的な報告が少なく、正確な再発率、問題点などがまだ不明のため、長期間にわたりCT等により経過観察する必要があります。4)手術手技は確立されつつありますが、腎全摘除術より難しい手術です。血管の多い腎の途中で切断するため、術後2週間は出血や尿が漏れる可能性があります。5)大きさが4cm以下であっても、発生部位によっては部分切除が無理なことがありますし、術中の出血や腫瘍の状態によっては腎全摘術に変更せざるをえない場合があります。開放手術と腹腔鏡下手術近年、内視鏡、手術鉗子、止血装置の発達により、腹腔鏡下手術が急速に広まりつつあります。約20-30cmの長い皮膚の傷が必要な開放手術と異なり、これは3-5本の径5-12mmの筒を通してカメラ、鉗子、ハサミを体内に入れて、腎臓を周りから剥離し、太い血管を縛り切断して、がん細胞がこぼれないようにビニール袋の中に腎臓を入れた上で体外へと取り出す方法です。腎臓自体が握り拳の約1.5倍と大きく肋骨の裏に位置するため、従来の開放手術では大きな傷が必要で、肋間神経、筋肉を痛め、ときに手術の後に筋肉が弱くなるために社会復帰に時間がかかり、長い間傷の痛みに悩む方がいました。腹腔鏡手術では手術後の回復が非常に早く、傷の問題が少ないために、不快な症状も少な目です。腹腔鏡手術は胆石の手術として既に標準的な方法となっていますが、腎がんに関しては技術的に難しいことで一部の施設ではじめられました。健康保険には20024月に正式に採用され、2006年現在、国内の半数以上の施設で施行されるようになりました(2005年北大実施数16件)。腎部分切除術は、全摘除術に比べて止血が難しいために、腫瘍が小さく縁の方にある場合にのみ、腹腔鏡下手術が可能です。当院では、肝腫瘍の治療のために開発されたマイクロウェーブ凝固装置 を用いることで、1999年より腎部分切除を開始しました。現在は、開腹術と同様に血管遮断鉗子を用い、腎機能を温存するよう腎を冷却した上で、部分切除を行っております(2005年実施数12件)これら以外に、骨痛や手足の痺れがみられた場合には、骨シンチが行われます。このように10年間は最低、泌尿器科外来にかかっていただきます。 それでは腎全摘術と腎温存術での違いはどこにあるのでしょうか?それは、術後の腹部CT検査(時にMRI検査)の頻度にあります。腎全摘術後は、年1回の腹部CTを5年間受けていただきます。一方、腎温存手術が行われた患者さんでは、術後2年間は、年2回腹部CT(又はMRI)検査その後10年めまで、年1回腹部CT(又はMRI)検査を受けていただきます。先ほど述べたように、手術を受けた側の腎臓に腫瘍が再発する恐れがあるからです。この点で、腎温存手術を受けられた患者さんの方が、少し煩わしいかもしれません。インターフェロン: ウイルス(風邪や肝炎などの原因)を殺すために作られた薬。腎臓癌にも有効。 衛星病変:   ある癌の周囲の正常に見える部分に隠れている通常の検査では見つからない小さな病変。 遠隔転移:  血管やリンパ管を通して、腎臓以外の体の別の部位に癌細胞が広がること。 血液透析: 腎不全になると行われる医療行為。身体の中の水分と老廃物を取り除くために1回3-5時間、週2-3回行う。 血管カテーテル: 血管造影に際し、造影剤を流し込むために血管のなかに入れる細い管。 腫瘍: コントロールされずに異常に増殖した細胞の集団。 腎不全: 腎臓の機能が低下して、身体の老廃物を尿として排泄できなくなること。 造影剤:  CTや血管造影に用い、血管や尿路を鮮明に写すための薬剤。これにアレルギーがある人もいます。 尿細管細胞:  尿の生成過程に必要な細胞で、尿の濃縮や成分調整をする。 副腎:  腎の上にある小さな臓器。身体を維持するのに大事な物質(ホルモン)を作ります。 プローブ: 超音波検査に際し、直接体にあてる小さな機械。無痛性の音波を出します。 リンパ節: 血管に沿って散在する小豆大のリンパ系の構造物。リンパ節ではリンパ管を通ってきた細菌や癌細胞をリンパ球が捉える。 マイクロウェーブ凝固装置: 電子レンジと同じ仕組みで、針の周辺で水を振動させて100度の熱を発して、組織を凝固させて血を止める装置。  我々泌尿器科医は年齢や性別に関わらず尿路系、性器系の病気の診断と治療について専門的にトレーニングされた医師です。医師と十分に話し合い治療の選択肢を理解して納得した治療を受けられるようにしてください。また疑問点は遠慮なくお聞きください。このパンフレットを読んで腎臓癌について御理解のお役に立つことができましたでしょうか。このパンフレットについて御意見・御感想がございましたら、どんなことでもよろしいですから、この下にお書きになり主治医にお渡しください。修正の参考にさせていただきたいと思います。腎臓がんの治療
腎臓がんの治療は、転移の可柏ォがある限り、腎臓を全部摘出する手術を行なうのが一般的です。
腎臓は一つ残っていれば腎機狽ノ支障はなく、摘出しても体に大きなダメージは残りません。
最近では、腎臓全体を摘出するのではなく、がんとその周辺のみを部分的に切除する手術も行なわれていますが、これは初期のがんに限られます。
なお、抗がん剤や放射線治療は、腎臓がんに対してはあまり有効ではありません。
ところで現在、腎臓がんの新しい治療法として“凍結療法”と呼ばれるものが注目されています。
これは、腹部に小さな穴を開けて針を刺し、針先を超低温にすることでがん細胞を凍結させて殺すという治療法です。
凍結療法は、腎臓がんだけではなく、肝臓がんや乳がんなどにも用いられています。
腎臓がんの蘭h
腎臓がんは、早期発見がなかなか難しく、症状が出て発見されたときには手遅れだったということも少なくないので、できるだけ蘭hを心がけたいものです。
腎臓がんの蘭hのためには、一般的ながんの蘭h策(禁煙・適量の飲酒・食生活の改善・ストレスをためない・適度な運動など)に加えて、腎臓に負担をかけないよう心がけることが大切です。具体的には、以下の例があります。
高血圧は腎臓を悪化させるので、高血圧の人はしっかり治療を受ける。
(2)鎮痛解熱薬は腎臓に負担をかけるので、継続して服用する際は注意する。
(3)透析を受けている人は、一般の人よりも腎臓がんになりやすい(10〜40倍)ので、糖尿病の人などはしっかり治療を受けて、透析に進まないようにする。
腎臓がんの蘭h、皆さんもできることから始めてみませんか?
●腎臓がんの特殊性
癌は通常、治療後に再発することなく5年が経過すると「完治」とされます(ただし乳癌の場合は10年)。しかし腎臓がんの場合は、治療後20年も経って転移・再発する例もあり、なかなか完治が認められないという意味では、実に特殊な癌です。
腎臓がんは早期発見が難しい上、こうした特殊な性質があるため、腎臓がんの治療はなかなか難しいもののようで、治療に携わる医師も頭を悩ませています。
腎臓がんから身を守るには、やはり腎臓がんにならないことが一番! 日頃の生活の中で腎臓がんの蘭hを心がけながら、並行して定期検診を受けることが望ましいでしょう。
口腔と胃を結ぶ長さ25cmの器官です。
喉から胃まで食物や液体を移動させる空洞上の筋肉の管で、 食道壁は、粘膜、筋肉および結合組織を含むいくつかの組織層から構成されています。
口にした食べ物は口の中で噛み砕かれ唾液に含まれる酵素の働きによって分解されます。しかしこの状態では身体は栄養素を吸収することができません。
そこで荒めに分解された食べ物は食道から胃に送り込まれ、やがて体内に吸収されるほどの大きさに分解されます。
また、食道には熱いものや辛いものなどが直接流れ込むため、絶えず刺激を受けています。そこで食道の内面は平たい細胞が何層にも重なり、また細胞分裂を繰り返すことで、多少その表面が傷ついてもビクともしない丈夫なつくりになっています。
食道がんとは食道の組織内に悪性(がん)細胞が認められる病気です。
約90%はいちばん長い胸部食道の内側から発生し、成長とともに他の層から外側に広がります。諸条件により予後(治癒の可能性)や治療法の選択が変わります。最も一般的な2種類の食道癌は悪性(がん性)となる細胞の種類から名称が付けられています。扁平上皮細胞癌がんは食道の内側にある薄くて平坦な細胞である扁平上皮細胞中に生じます。 このがんは食道の上部および中央部に最も頻繁に発生しますが、食道に沿ってあらゆる場所 に発生する可能性があります。(分泌)腺細胞中に発生します。食道内側の腺細胞は粘液などの体液を産生し、放出します。通常、腺がんは胃の付近の食道下部に発生します。また、粘膜下層までにとどまっているものを表在がん(とくにリンパ節転移のないものが早期がん)といい、筋層まで達したものを進行がんと呼びます。
食道がんは非常に早期に発見された場合、回復のチャンスは良好です。
しかし食道がんと診断された際、すでに病期が進行した状態である場合があります。
最近では、内視鏡などの診断技術の進歩により、無症状の比較的早期な食道がんが 発見される機会が増加しています。
死亡率はほぼ横ばい状態で、人口10万人あたり、80年は男性10人、女性2人。97年も男性10人、女性1.4人となっています。
さらに近年では診断技術のみならず手術術式や術後管理の進歩、さらに有効な 治療法の開発により、食道がんの治療成績も飛躍的に向上しています。
早期発見、早期治療がきわめて重要です。
食道がんが多いのは極東、イラン、アフリカ、フィンランドで、 これらの地域ではキンマの実を噛んだり地方産の巻き煙草をふかす習慣があったり、摂食においてある種のビタミンやミネラルが不足していたりします。
食道がんの発生は、長期間の喫煙、過度の飲酒と関連があります。
摂取された化学物質のニコチンとエタノールが相乗的に作用するらしく、喫煙と飲酒両方の習慣のある人は 食道がんにかかりやすくなってます。
また、硝酸塩・亜硝酸塩を含む食品(塩漬けハムやベーコン等)を頻繁に食べることは、 これらの化学物質が体内で発がん物質であるニトロソアミンに変わり、このがんの危険因子になります。
食道がんになりやすい因子(リスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
長期間の喫煙、飲酒の片方、または両方の習慣のある人。 男性(発生率は女性の3倍) 60歳以上の人 バレット食道(食道の炎症・潰瘍・食道への胃酸逆流と関連した潰瘍)、アカラシア(食道下端の筋肉慢性痙攣)に原因のある慢性食道狭窄などの何らかの前がん状態のある人。食道がんと診断されたあと、がん細胞が食道内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを調べる目的で諸検査を行います。
がんの種類およびがん細胞が食道内にとどまっているか、それとも体の他の部分まで拡がっているかを、 調べるために行われる検査を「病期診断」といいます。
病期診断のために行われた検査から得られた情報より、疾患の病期が決定されます。
治療計画を立てるためには病期を把握することが重要であり 病期診断のために行われる検査や方法には次のようなものがあります。肺の気管および気道の異常な領域を調べるために、気管支鏡(細く、ライトの付いたチューブ)を口または鼻から気管および肺まで挿入して観察します。
生検のために組織サンプルを採取することもあります。 胸部とその内部構造のX線像です。X線とは体内を通過してフィルム上まで達し、 体内を撮影することができるエネルギービームの一種です。鏡または喉頭鏡(細く、ライトの付いたチューブ)を用いて喉頭(発声器)を医師が観察する手法です。CTスキャン(CATスキャン) いろいろな角度から体内の詳細な像を連続的に撮影します。
像はX線撮影装置と連動したコンピューターにより作られます。
造影剤を静脈内に注入または飲み込むと、臓器や組織がよりはっきり示されます。
この方法はまたコンピューター断層撮影法、またはコンピューター体軸断層撮影法とも呼ばれています。内視鏡(細く、ライトの付いたチューブ)を用いて体内を調べます。
内視鏡は体内の組織や器官に高エネルギー超音波を反射させ、エコーをソノグラムと呼ばれる像に変換します。
この方法は内視鏡超音波検査とも呼ばれます。
胸腔鏡検査 異常部位を調べるために胸の内部を観察する外科的手法です。
肋骨の間に切開部(切れ目)を作り、胸腔鏡(細く、ライトの付いたチューブ)を胸部に 挿入します。生検のために組織サンプルやリンパ節を採取することもあります。
この手法は食道または肺の一部を取り除く際に用いられることもあります。異常部位を調べるために腹腔内の臓器を観察する外科的手法です。
腹壁に切開部(切れ目)をつくり、腹腔鏡(細く、ライトの付いたチューブ)を腹部に 挿入します。生検のために組織サンプルおよびリンパ節を採取することもあります。体内にある悪性腫瘍細胞をみつけるための手法です。
少量の放射性核種グルコース(糖)を静脈内に注入します。
PETスキャナーが体の周囲を回転してグルコースが体内で利用されている部分の 像を撮影します。悪性がん細胞は正常細胞よりも活発で、
グルコースをより多く吸収することから、像はより明るく示されます。
PETを用いた食道がんの病期決定が臨床試験にて検討されています。
胃がん(胃がん)は日本人にもっとも多く発症するがんであり、40歳代頃から増え始める傾向があります。
以前は胃がんの死亡率もトップだったのですが、最近は徐々に死亡率が低下してきており、1998年には肺がんが死因のトップになりました。



肝硬変肝臓がん

胃がん(胃がん)の死亡率の低下には、なんといっても健康診断での早期発見が大きく貢献しています。 早期胃がんであれば90%以上が治る可能性があります。
ただし、スキルス胃がんというタイプの胃がんは胃の表面にでるのではなく、 胃壁の中を拡がって進行するタイプの胃がんであり、発見しにくく、また進行も早いため早期発見が難しいとされています。


肝硬変肝臓がん


粘膜下層までの胃がんを早期胃がん、 筋層まで達した胃がんは進行胃がんといいます。
胃がんは粘膜内の分泌細胞や分泌液の導管部分の細胞から発生します。


肝硬変肝臓がん


慢性的な胃炎を起こす要因が胃がんの原因にもなります。 <塩分過多><タバコ>などは危険因子です。一方でビタミンCやカロチンを豊富に含む野菜や果物を取る方には胃がんが少ないことがわかっています。
塩分の摂取量が多い地域(東北地方や日本海に面した地域)では胃がん(胃がん)の発症率も高いことが分かっていますので塩分は控えめにしましょう。他に焼肉や焼き魚のおこげ、野菜や漬物、飲料水に含まれる亜硝酸もリス


肝硬変肝臓がん


クを高める要因となります。 タラコや塩辛など塩分の多い海産物加工食品の摂取頻度で分析すると、これらの食品を毎日食べる人はほとんど食べない人に比べ男女とも3倍ほど胃がんになりやすいというデータが出ています。
胃がんの原因の一つといわれているヘリコバクター・ピロリ菌は50歳代以上の日本人では8割以上が保菌しているといわれています。ピロリ菌によって慢性の胃炎や胃潰瘍が起こるため徐々に胃の粘膜が萎縮して慢性萎縮性胃炎


肝硬変肝臓がん


と呼ばれる状態になり、さらに症状が進むと胃が腸上皮化生という腸の粘膜に似た状態になり、胃がんを起こす下地になると考えられています。
早期胃がんの場合には特徴的な症状はほとんどありません。 健康診断やがん検診の普及により自覚症状が無いうちに胃がんを発見できるケースも増えています。胃がんの多くは胃潰瘍ができるため「胸焼け」や「胃がむかむか


肝硬変肝臓がん


する」といった症状を訴える人もいます。
他に「消化不良」「膨満感」「食欲不振」などが起こることもあります。 また、出血(吐血したり血便がでたり)することもあります。 進行した胃がんでは痛みや出血が現れます。また「食べ物が喉を通りにくい」、「体重減


肝硬変肝臓がん


少」、「貧血」などの症状が出てくることが多いので異常に気が付いたときには医療機関を受診することをお勧めいたします。胃がんの場合、早期がんの治癒率は90%を超えますが、がんが進行すればするほど治癒率は下がりますので、検診の重要性がお分かりいただけるかと思います。


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また、早く胃がんがみつかれば、内視鏡を使った治療が可能であり、 開腹手術によって胃を切除する必要がなくなる可能性もあり、負担も大幅に減ります。
胃がんの検診方法としては、X線検査(バリウム)が一般的ですが、最初から内視鏡検査を施行する病院もあります。 バリウムの検診だけを毎年受けていても進行がんとなって発見される場合が稀にあります。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

の投与を受けなかった患者に癌の再発が起こりやすいという研究結果が出ているためです。甲状腺ホルモンは、医学的に禁忌症である場合を除き、TSHレベルを正常値以下に抑えるよう十分な量を投与しなければなりません。感度の高いTSHの新らしい測定法は、TSH濃度のモニターや、患者の血清TSHが正常値よりわずかに下であれば患者の再発の危険性は少ないことを確かめるのに非常に役に立ちます。より浸潤性の強い形の乳頭癌や濾胞癌の患者に対しては、TSHを検知レベル以下に抑えるため、もっと量を増やして投与するべきでしょう<注釈:今では、TSHを検知レベル以下にする程、甲状腺ホルモン剤を増やすと、閉経後の女性では骨が弱る可能性を指摘する人もいます。ほとんどの甲状腺癌は非常に治癒率が高いのです。事実、いちばん多く見られるタイプの甲状腺癌(乳頭癌と濾胞癌)がもっとも治癒率が高いのです。若い患者では、乳頭癌と濾胞癌のどちらも、適切な治療が行われれば95%以上の治癒率が期待できます。乳頭癌と濾胞癌のどちらも癌がある側の甲状腺葉を完全に取り除いた上に、もう片方の葉大部分、あるいは全部を切除する方法で行われるのが普通です。
甲状腺の髄様癌ははるかにまれなものですが、予後は悪くなります。髄様癌は非常に早い段階から多数のリンパ節に広がる傾向があり、したがって乳頭癌や濾胞癌のように局所に限局する傾向の高い癌に比べ、はるかに侵襲度の高い手術が必要になります。この癌は、甲状腺の全摘に加え、頚部の前方と側方のリンパ節郭清が必要になります。
いちばん頻度の少ないタイプの甲状腺癌は、未分化癌で、その予後はきわめて不良です。…これはすでに広がってしまった後に見つかることが多く、ほとんどは治りません。手術では腫瘍をすべて取りきれないことがよくあります。甲状腺癌は癌の中でもユニークなものです。甲状腺細胞それ自体が人間の体の細胞の中でもユニークなのです。その細胞は唯一ヨードを取り込む能力を持った細胞です。ヨードは甲状腺細胞が甲状腺ホルモンを産生するのに必要で、そのため血液中からヨードを取り込み、細胞内に濃縮します。 ほとんどの甲状腺癌細胞は、このヨードを取り込み、濃縮する能力をそのまま保っています。ここから、完全な“化学療法”の戦略が生まれるのです。放射性ヨードが患者に与えられると残存した甲状腺細胞(そして甲状腺癌細胞にもこの能力が残っています)がそれを取り込み、濃縮します。体の他の細胞はどれもこの毒性のあるヨードを取り込みことはできないため、何ら害を受けません。しかし、甲状腺癌細胞は自分自身の中にこの毒物を集積し、その放射能によって内部から破壊されます。気分が悪くなることもなく、髪が抜けることもなく、吐き気も下痢もありません。また痛みもないのです。もっと詳しいことは、個々のタイプの甲状腺癌についての頁に載せてあります。
甲状腺癌患者のすべてが手術後に放射性ヨード治療を必要とするわけではありません。これは知っておくべき大事なことです。しかし、それ以外の人は治癒を期待するならばこの治療を受けなければなりません。誰が必要で、誰が必要としないかについて、ここでちょっとだけ詳しく言いますと、髄様癌患者は通常ヨード治療を必要としませんが、これは髄様癌はまったくといってよい程放射性ヨードを取り込まないからです。甲状腺全摘術で治療を行った小さな乳頭癌の中にも同じようにヨード治療を必要としないものがありますが、それはまた別の理由からです。これらの癌は単に(完全な)手術のみで治ることが多いのです。大事なことは、これは患者により、また癌により様々であることです。ここに安易な答えを捜してはなりません。この決定は外科医と患者の間で、内分泌病専門医または内科の意見を参考にした上でなされるものです。放射性ヨード治療はきわめて安全なものであることを覚えておいてください。そして、必要ならば、その治療を受けるべきです。
甲状腺結節は年齢とともに増加し、成人のほぼ10%に存在します。検死で調べたところ、50%の人に甲状腺結節があり、かなりありふれたものであることがわかりました。孤立性甲状腺結節の95%は良性です。すなわち、悪性の甲状腺結節は5%しかないということです。良性の甲状腺結節で多いタイプは、腺腫(“正常な”甲状腺組織が発育し過ぎたもの)や甲状腺嚢胞、そして橋本甲状腺炎です。良性の甲状腺結節で希なタイプは、亜急性甲状腺炎や無痛性甲状腺炎、片側の葉の非形成またはリーデル甲状腺腫によるものです。前の頁で述べたように、数少ない癌性の結節は大体において“分化度の高い”甲状腺癌によるもので、これが甲状腺癌の中で一番多いタイプです。乳頭癌が約60%、濾胞癌は12%、そして乳頭癌の濾胞変異があるものが6%を占めています<注釈:日本では乳頭癌が90%、濾胞癌は45%です>。これらの分化度の高い甲状腺癌は大体治りますが、まず最初に見つけなければなりません。細針生検(穿刺吸引細胞診)は、甲状腺の結節が癌性のものであるかどうかを確かめる安全で、効果的かつ簡単な方法です。
甲状腺癌は、普通、目立った孤立性の結節として存在し、患者が自分で触れたり、家族や友人が首にしこりがあるのに気付く場合もあります。これは上の図に示してあります。
甲状腺結節の入門編で指摘したように、良性の結節と癌性の孤立性甲状腺結節とを見分ける必要があります。
病歴や医師による診察、検査室検査、超音波、そして甲状腺スキャンは、どれも孤立性の結節に関する情報を与えてくれるものですが、甲状腺結節が良性か悪性かを見分けることができる唯一の検査は、細針生検(穿刺吸引細胞診)です(生検とは組織のサンプルを採取して、その細胞に癌の特徴があるかどうかを顕微鏡で見て調べる検査のことです)
このような状況では、甲状腺癌は体の他のあらゆる組織から生じたものと何ら違いはありません。…何かが癌性であるかどうかを見る唯一の方法が生検を行うことなのです。しかし、甲状腺は針を使って簡単にアクセスでき、そのためナイフで切り開いて組織の一部を採ることはせずとも、非常に細い針を甲状腺に刺して、顕微鏡検査用の細胞を採ることができます。この生検の方法は細針吸引生検(穿刺吸引細胞診)またはFNA”と呼ばれます。
コールド結節とは何でしょうか?甲状腺細胞はヨードを取り込み、そのためヨードを原料として甲状腺ホルモンを作ることができます。放射性ヨードを与えると、甲状腺の外形を示すチョウチョのような形の画像がX線フィルム上に得られます。結節が甲状腺ホルモンを作らない細胞(ヨードを取り込まない)からなっていれば、X線フィルム上に“コールド”として現れます。甲状腺ホルモンを作り過ぎている結節は、まわりより暗い領域として現れ、“ホット”と呼ばれます<注釈:ホット結節はわたしの次のページを参考にしてください>。
孤立性結節の評価には、かならず病歴と医師による診察を含めるべきです。病歴や医師の診察のある側面から良性か悪性かを窺い知ることができます。ただし、何らかの形の生検が、確定診断を下す唯一の方法であることを覚えておいてください。橋本甲状腺炎の家族歴 良性の甲状腺結節または甲状腺腫の家族歴 甲状腺機能亢進症または甲状腺機能低下症の症状 結節に痛みや圧痛がある。 やわらかく、滑らかで可動性の結節 特に大きな結節がない多結節性甲状腺腫(結節がたくさんあるが主要なものがない) 甲状腺スキャン上で、“ウォーム”な結節として現れる(正常な量の甲状腺ホルモンを作り出している) 超音波診断では単純な嚢胞である。甲状腺癌が全身に広がることはめったにありません。ほとんどの甲状腺癌は最初の手術で治ります。甲状腺癌が頸部のリンパ節に広がることはありますが、そのようなリンパ節は取ってしまえばよく、それで治すことができます。頻度は少ないのですが、癌が肺や骨に広がることがあります。そのような場合はX線やスキャンによる画像診断で見つけることができます。また放射性ヨードやX線による治療が必要になり、時に外科的に取ってしまうことも必要になります。まれですが性質の悪いタイプの癌に対しては、化学療法やX線治療が勧められることがあります。
皮膚癌以外では、すぐに治療した場合、他のあらゆるタイプの癌に比べ、いちばん多いタイプの甲状腺癌がもっとも長期成績がよいのです。ほとんどすべての患者が治療により完治します。腫甲状腺癌は患者が首のシコリに気付いて見つかることが多いのです。そのようなケースの半分は医師が別の癌とは無関係な病気の診察をしている時に見つかります。甲状腺癌では痛みがなく、症状もめったに出ません。実際に甲状腺癌患者はすべて代謝と甲状腺検査所見が正常です。甲状腺癌の通常の治療は、小さな切開を入れて甲状腺の必要な部分だけ、あるいは全部を取ってしまうことになります。手術の後、患者の声に障害が出るとか、カルシウムバランスの乱れが起こるようなことはまれです。リンパ節を取る場合はもっと切開を大きくしなくてはならないことがあります。しかし、それは首の下の方に入れますし、見かけもそんなに悪くなりません。大事なのは甲状腺や頸部のシコリを早いうちに正しく診断してもらうことです。まず家庭医に診てもらうべきで、その医師が状況を判断して、診断を確かめ、正しい治療を行なうため適切な専門医へ紹介することになるでしょう。しかし、他の多くの癌とは対照的に、早期発見と早期治療により必ずといってよいほど癌の根絶と完治がもたらされます。その通りです。6週間止めなくてはなりません。TSHレベルが上がっている場合にだけ、放射性ヨードが甲状腺に「入り込み」、作用することができるのです。甲状腺ホルモン剤を止めるとそうなります。残念ながらその間、不活発な甲状腺の影響で、疲労や筋肉のつり、むくみ、便秘などの症状が出る可能性が高いのです。研究ではヒトTSHの注射の使用が試験されていますが、これは有望のようです。できればこの薬が利用できるようになって、甲状腺ホルモン剤を止めずに放射性ヨード治療ができるようになることを願っています。甲状腺は、頸部中央で下の方に、気管の上を覆うような形で存在します。ほぼ左右対称な、蝶々のような形をしており、新陳代謝をつかさどるホルモンを分泌しております。
ホルモンが過剰に産生される甲状腺機能亢進症の代表的な病気がバセドウ病です。反対に、徐々にホルモンが減少する病気もあり、その代表的なものが慢性甲状腺炎(橋本病)です。
ホルモンが過剰になると、汗をかきやすくなり、動悸がしたり、いらいらしたりします。食欲旺盛なのに体重が増えないといった症状もあります。バセドウ病では、この他に眼球が飛び出してきたり、甲状腺そのものが腫れてきたりします。
逆にホルモンが減少すると、疲れ易くなったり、寒がりになったりします。食欲がないにも関わらず太ってきたり、体がむくんだりします。コレステロールなどの脂肪が代謝されずに体に残り、しいては動脈硬化の原因となったりします。
甲状腺がんの頻度は、全悪性腫瘍の1%とされ、頭頸部がんの中では比較的多い病気です。日本では治る確率の高い乳頭がんが多い一方で、欧米では遠隔・転移しやすい濾胞がんが多いという地域性があります。
日本で甲状腺がんの90%以上を占める乳頭がんはおとなしい癌で、特に直径が1cm以下のものは一生を通して大きくならないばかりか、消失してしまうものもあるとされています。他の領域で用いられる「早期がん」といった概念は甲状腺がんにはなく、1cm以下のものは「微少がん」と呼ばれ、そのほとんどは生命に影響を与えないと考えられています。
ただしその乳頭がんも、高齢になるにつれて周囲へ拡がったり、遠隔転移をしたり、未分化がんへ姿を変えたりする率が高くなるとされています。同じサイズ、同じリンパ節転移でも、45歳を境に病期分類を変えているほどです。ほとんどは症状がありません。したがって、甲状腺がんのほとんどは、検診や、他疾患で診察を受けた際に偶然発見されます。
進行し、周囲の反回神経(声帯を動かす神経)や気管、喉頭に浸潤すると、声嗄れが起こったり、咳が生じ、その進行が顕著になれば呼吸困難を生じます。
食道に浸潤すれば、嚥下時の違和感、嚥下障害も引き起こしますが、ここまで進行したものはハイ・リスク癌と呼ばれ、治療も難しくなり、再発も起こりやすくなります。
稀ではありますが、急速に頸部の腫れが進行することがあり、未分化がん、悪性リンパ腫が発見されることがあります。頸部から細い針を刺して腫瘍から細胞を吸引する「穿刺吸引細胞診」によって、ほとんどの癌は診断可能です(一般に90-95%)。
癌の広がりは超音波検査、CTで行います。従来から行われてきたシンチグラムは癌の診断や病期確定には無力です。
日本では、甲状腺外科学会が提唱する「甲状腺癌取扱い規約」によって病期を決定しています。分化がんには切除可能であれば手術を行います。たとえ遠隔転移があっても、甲状腺を全摘した後にアイソト−プ治療という放射線治療に期待できる場合が多く手術が選択されます。
通常は癌の存在する側を半分切除し、気管・食道近傍のリンパ節郭清を行います。外側頸部のリンパ節転移があれば必要に応じた頸部郭清を行います。
甲状腺の切除範囲、リンパ節の郭清範囲については、日本と欧米では大きく異なります。また、日本でも施設によって異なるのが実情で、これを統一する目的で、最近治療のガイドラインが作成されようとしています。
当科では、必要最小限かつ十分な甲状腺切除とリンパ節の郭清を行っています。全摘を可及的に避け、転移がない場合には外側頸部のリンパ節には手をつけないというものです。
そして、長期にわたって経過を追跡し、経過中にリンパ節への再発を認めた場合にはそのときに手術を行うものです。
未分化がんは非常に悪性度が高く、手術をしても助からないと考えられてきましたが、中には手術、放射線治療、化学療法を組み合わせた治療(集学的治療)で延命が望めたり、QOLが維持できたりする症例もあります。当科では、治療の可能性を追求して、症例によっては手術を行っています 当科では、年間約20-40人の甲状腺がんの手術を行ってきており、1986年から22年間に行った症例数は700例を越えるまでに至りました。
ここ10年ほどは微少がんの手術を避けることを原則としてきたためか、手術症例数は以前よりも減少しております。
がんの10年生存率は95%を超えていますが、最近は高齢者のハイ・リスク癌が増えており、今後の動向が注目されます。
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年生存率が10%もないとされてきた未分化がんにも積極的に手術を行っており、QOL維持に効果があるという印象を持っています。膀胱癌はどのような癌ですか?
膀胱癌は全悪性腫瘍の1%ほどで、比較的希な癌です。男性に女性の4倍くらい多く認められ、年令的には60歳以上に多く認められます。
昔は染色工場で働いている人に多い癌として知られていましたが、現在はそのような職業とはまったく関係がない膀胱癌がほとんどです。
膀胱は移行上皮という粘膜で覆われており、そこから発生するので、膀胱癌のほとんどは移行上皮癌と言われるものです。

膀胱癌になった場合の自覚症状はありますか?

痛みなどを伴わない血尿が認められた場合は膀胱癌も疑って検査を受ける必要があります。まれに下腹部不快感や排尿時痛、頻尿などの膀胱炎と似た症状を伴う事があります。腫瘍が膀胱の出口にできると、尿線がとぎれるような症状を呈することがあります。
検診や人間ドックなどで顕微鏡的血尿を指摘された人は尿の中に癌細胞が混入していないかどうかを調べる尿細胞診を受けておくことをおすすめ致します。

膀胱癌の診断はどのようにおこなわれますか?

膀胱の中を観察する膀胱鏡検査を行うことで大部分の膀胱癌の診断が出来ます。
膀胱癌の組織の一部を顕微鏡検査することにより確定診断が出来ます。
膀胱癌の進み具合を診断する進行度診断は超音波検査やCT検査などを用いて行います。

治療はどのように行われますか?

膀胱癌は早期癌である表在性膀胱癌と膀胱壁の筋層に浸潤した浸潤膀胱癌にわけて治療計画が立てられます。

表在性膀胱癌の治療

表在性膀胱癌の治療ではまず経尿道的に膀胱癌を電気メスでけずり取ってしまう手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術)を行います。
必要があれば、その後膀胱内に抗癌剤などを注入する療法を行います。
症例によっては結核の予防に使用しているBCGの膀胱内注入療法が非常に有効です。
表在性膀胱癌は治療した後にも再発してくることがありますので、治療後も定期的な膀胱鏡検査などが非常に重要となってきます。

浸潤性膀胱癌の治療

浸潤性膀胱癌の治療は抗癌剤を用いた治療、放射線の治療、膀胱全摘除術などの手術療法など効果的な治療を組み合わせて行われます(「集学的治療」と言います)。
膀胱癌は集学的治療が非常に有効な癌で浸潤性膀胱癌でも完治する患者さんも多くいます。

「尿路変向」の問題

しかし、このような集学的治療で膀胱を取ってしまわなければならなくなった患者さんには重大な問題が残ります。
膀胱には尿を貯める「蓄尿」という機能とたまった尿を体の外に出す「排尿」という機能があります。
膀胱がなくなる事により、これらの機能もなくなりますから、尿を貯めたり出したりする機能をどのようにするかという重大な問題がおこります(「尿路変向の問題」といいます)。
このように膀胱全摘除術を行った後の尿路変向術は、以前には尿がお腹のわきから常に流れ出る尿失禁状態の尿路変向術(集尿器を必要とする尿路変向術)しかありませんでした。
最近、新しい手術法が開発され、今では尿失禁を起こさないような尿路変向術(集尿器を必要としない尿路変向術)、さらには自分の尿道から排尿出来る自然排尿にちかい尿路変向術(自排尿型代用膀胱造設術)も行われるようになってきております。
たとえ進行膀胱癌であっても、治療後は病気になる前とあまり変わらない生活ができるようになってきました
膀胱は骨盤内にある臓器で、腎臓でつくられた尿が腎盂、尿管を経由して運ばれた後に、一時的に貯留する一種の袋の役割を持っています。膀胱がたまった尿で伸展されると、それを尿意として感じ、筋肉が収縮することによって排尿して、膀胱より尿を出しきるといった働きがあります。膀胱の表面は移行上皮という名前の上皮でおおわれ、伸縮性に富むことが特徴的です。膀胱がんは、この移行上皮ががん化することによって引きおこされ、組織学的には移行上皮がんが全体の90%を占めています。膀胱がんの統計
人口10万人あたり毎年約17人発生し、それほど多いがんではありませんが、年々若干増加の傾向にあります。男女比では女性より男性に多く、女性の約3倍多いといわれています。多くは40歳以上に発生しますが、若年者にもときにみられます。膀胱がんの原因
喫煙者は、非喫煙者の2〜3倍の割合で膀胱がんになりやすいといわれています。また、化学薬品や染料を扱う職業にも発症率が高いことが知られています。膀胱がんのタイプ
膀胱がんは、大きく分けて3つのタイプがあります。
@肉眼的に、ちょうどカリフラワーか、いそぎんちゃくのように表面がぶつぶつとなっているかたちをしたがん(乳頭がんともいいます)で、膀胱の内腔に向かって突出しています。しかし、がんの病巣は、膀胱の粘膜にとどまっていることが多く(表在性がん)、転移や浸潤(しんじゅん:がんが周囲に拡がること)をしないものです。
A前記のタイプのがんと異なり、がんの表面は比較的スムーズ(非乳頭がん)で、こぶのように盛り上がったものから、膀胱粘膜下に進展して粘膜がむくんで見えるものまでさまざまです。このがんは、膀胱を貫いて、壁外の組織へ浸潤しやすく、また転移しやすい特徴があります。
B膀胱の表面には、ほとんど隆起した病変を生じませんが、膀胱粘膜壁に沿って悪性度の高いがん細胞が存在している状態(上皮内がん)です。初期のがんではありますが、無治療でいると浸潤性のがんになっていきます。
膀胱がんは膀胱内に多発する傾向があるばかりか、尿の流れの上流である尿管や腎盂にも同様の病変が存在している場合がありますので注意が必要です。膀胱内にできる腫瘍で、悪性度の低い表在性膀胱癌と悪性度の高い浸潤性膀胱癌に分けられます。表在性膀胱癌は、乳頭状の発育をすることが多く、根が浅く浸潤や転移傾向が少ないため内視鏡で切除できることが多い腫瘍です。一方、浸潤性膀胱癌は膀胱の壁に深く浸潤しているもので、肺、骨、リンパ節などに転移を来すことも多あり膀胱全摘を中心とした抗癌剤投与や放射線療法などが選択されます。

◎どういう時に膀胱癌が疑われるでしょうか?
主な症状として、痛みを伴わない血尿があります。普通は排尿痛や残尿感を伴う血尿では膀胱炎を疑うのですが、抗菌剤を投与しても難治性であったり、症状が繰り返しおこる場合は、膀胱癌が見つかることがあります。ぜひ泌尿器科専門医の受診をお勧めします。

◎検査
まず尿検査が行われます。これはコップに尿をとるだけの簡単な検査ですが、血尿や炎症の有無や悪性の細胞の有無などをチェックできます。
エコー(超音波検査)は、体表にゼリーを塗って機械をあてる検査です。腎臓、膀胱、前立腺などがチェックできます。特に十分尿が貯まっている膀胱であれば直径5~10 mm程度の膀胱癌も発見可能です。
胱鏡癌の最終診断は内視鏡で膀胱の中をのぞく膀胱鏡です。これはやはり多少痛みを伴いますが、当院では柔らかく細い軟性鏡で検査をするためほとんど痛みはないようです。この検査で膀胱内の腫瘍が表在性か浸潤性か大体検討がつきます。
以上が主な検査ですが、浸潤性が疑われる場合はCT検査やMRI検査、骨シンチなどで浸潤の程度、転移の有無などを検討します。

◎当院での治療方針
1) 表在性膀胱癌の場合

腫瘍の根が浅いと考えられれば十分な麻酔下(主に腰椎麻酔)、尿道から内視鏡を挿入し切除します。通常術後数日で退院可能です。この治療で根治可能なことが多いのですが、この癌の特徴として膀胱腔内に再発しやすいことがあり、慎重な膀胱鏡検査による経過観察が必要となります。癌が多発していたり、再発しやすいときには予防的に膀胱内に抗癌
剤を注入することもあります。
一般にこの表在性癌は細胞の悪性度が低いことが多いのですが、例外として上皮内癌(CIS)というものがあります。これは隆起性の腫瘤を作らず膀胱粘膜をはうように発達し悪
性度が高く、発見が遅れると深く浸潤したり転移したりします。当院では主にBCGを
膀胱内に注入することで治療しています。この治療は外来で可能であり有効率も高いものですが人によっては、排尿時痛、頻尿などがひどかったり、膀胱容量が低下することもあり良く経過をみながらおこなっています。
2) 浸潤性膀胱癌
この癌は浅い浸潤で転移がない場合、原則として膀胱全摘をおすすめしています。一方、癌の浸潤が深くまた転移が認められれば、膀胱を摘出しても癌が残存することとなるため
1)新膀胱造設
(2)回腸導管
(3)尿管皮膚瘻などがあります。

術前に抗癌剤を投与し癌の縮小を得てから手術を検討することがあります。東北大ではタキソテールやジェムザールなどの新規抗癌剤も積極的にとりいれており治療成績も上がってきています。しかし患者さんの年齢


肝硬変肝臓がん

や全身状態によっては侵襲の大きな治療になることがあるためご本人の希望などいろいろな方向から検討しなければなりません。十分インフォームドコンセントによりよく相談し決定しています。
膀胱を摘出した場合当然排尿の仕方が変わります。これを
尿路変向(再建)といいますが当院の主な方法として


肝硬変肝臓がん

(1)は小腸などを用い新しい膀胱を作成し自然な排尿を目指すものです。(2)は回腸の一部を尿を導く管として用いこれがストーマとなるものです。(3)は尿管を直接皮膚に開口させる方法です。(2)(3)はお腹に袋をはる必要があります。これ以外にも尿路変向にはいろいろな方法がありますが、東北大では患者さんに最適と思われることであ


肝硬変肝臓がん

れば適応として行っています。さて、これらの尿路変向にはそれぞれ長所短所があります。また癌の拡がり(尿道に進展していないか)や仕事などの生活パターンにより制約を受けることもあります。一生の生活の質(QOL)を左右することですのでご本人の希望を尊重し、よく相談の上納得した手術をうけていただいております。


肝硬変肝臓がん

甲状腺乳頭癌や甲状腺濾胞癌の手術を受けた患者には、定期的にフォローアップ(経過観察)のための診査を必ず行なうようにします。それは、間違いなく成した手術の後で、何年も経ってから再発してくることが時々あるからです。

肝硬変肝臓がん

フォローアップのための再診時には、丁寧に病歴を採取し、定期的な胸部X線写真だけでなく、特に首の領域に注意しながら身体的診査を行なうようにします。
首と全身の影像を得るための超音波検査と放射性ヨードスキャンニングも役に立ちます。手術後、時々血液中のサイログロブリンのレベルの測定を行なうのも役立ちます。この物質は、正常な甲状腺組織から放出さ


肝硬変肝臓がん

れ、また分化度の高い癌細胞からも放出されます。甲状腺の全摘出を行なった後、また甲状腺の手術の後に甲状腺ホルモンを服用している患者ではサイログロブリンの血中レベルが非常に低くなります。サイログロブリンのレベルが高いまま、あるいは上がってきた場合は、一般的に甲状腺癌がまだ残っているか、または成長を続けていることをうかがわせるものですが、必ずしも予後が悪いということではありません。フォローア


肝硬変肝臓がん

ップの検査でサイログロブリンレベルが高くなっていることがわかったら、これは医師に対する警戒信号であり、腫瘍が再発していないか確かめるために他の検査も必要となることがあります。残念ながら、甲状腺癌の患者の中には、抗サイログロブリン抗体の存在により、サイログロブリンの正確な測定ができない者もいます<注釈:この抗体があると測定系に影響を与えるためです。甲状腺のほとんど、または全部を取り除いた

肝硬変肝臓がん


場合、当然ながら体の機能を正常に保つために甲状腺ホルモンを服用しなければなりません。甲状腺の一部が残っていたとしても、甲状腺癌の患者ではサイロキシンを使った治療がフォローアップの際に行なう治療の重要な部分となります。これは、手術後にサイロキシン

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

血便があったらすぐ受診をしかし、血便の大部分はがんではありません。血便のある人に大腸X線検査または大腸内視鏡検査を行うと、約3050人中1人にがんが見つかります。しかし、残りの2949人はがんではなく内痔核[ないじかく]などが原因です。血便があった場合は病院に行かずに悩んでいるより、できるだけ早く病院を受診し、大腸検査を受けて原因を明らかにしてください。 大腸ポリープとは何か  大腸検査を受けると大腸ポリープが見つかることがあります。大腸ポリープとはいったい何でしょう。大腸ポリープとは、大腸の粘膜表面に飛び出している隆起のことで、ポリープの本来の意味は「キノコ状の隆起」です。そしてポリープにもいろいろな形があります。チューリップの花の茎のように茎があるものを有茎性[ゆうけいせい]ポリープ、くびれがあるが茎はないものを亜有茎性ポリープ、根元が幅広いものを広基性ポリープ、大きく全体に広がっているものを側方発育型腫瘍と呼びます。 ポリープにはその約10%にがんが含まれています。詳しくいうと、腺腫[せんしゆ]とがんの中間の性質をもつもので前がん病変と考えられている)というものからできたポリープは、がん化する危険があります。しかしまだ小さなポリープ(通常は直径約5mm以下で過形成性ポリープという)はがんにはなりません。以上のようにポリープには、(1)がんにはならないポリープ(過形成性ポリープ)、(2)前がん病変であるポリープ(腺腫)、(3)すでにがんを含んでいるポリープ、の3つのものがあります。   ポリープをとる、とらないの選択すでにがんのあるもの、正常とがんの中間であるもの(腺腫[せんしゆ]*)ではポリープをとる必要があります。ポリープをとる理由は、がんがある場合はがんを根治するため、腺腫では将来においてがんにならないためで   す。過形成性ポリープ*は無理にとったり、治療したりする必要はないと考えられています。最近では大腸内視鏡検査でポリープの表面を詳しく見るとがんにはならないもの、正常とがんの中間にあるもの(腺腫)、すでにがんがあるものを区別することが少しずつわかるようになってきました。 腺腫の中にも正常に近いもの、がんに近いものがあり、正常に近く、小さなポリープではとらずに経過を観察するものもあります。   大腸ポリープをとる手術さらに詳しく説明しますと、ポリープには、(1)がんになる可能性のないポリープ(過形成性ポリープ)、(2)正常とがんの中間の性質を示すポリープ(腺腫[せんしゆ])、(3)すでにポリープにがんが含まれているが、ごく一部の粘膜上皮内のみにがんがあるもの(粘膜内がん、mがん)、(4)ポリープにがんがあり、がんが粘膜上皮より深く粘膜下層に及んでいるもの(粘膜下層がん、がん)、の4つの場合があります。(1)は無理にとる必要はありません。(2)(3)は大腸内視鏡でとることができるポリープです。(4)smがんではその深さによっての3段階があります。は大腸内視鏡でとることができます。ではリンパ節転移の危険があるので腹腔鏡下補助手術や開腹手術によってとります。   内視鏡でポリープを切りとる内視鏡でポリープをとる方法に2つあります。内視鏡的ポリープ摘出術(ポリペクトミー)はポリープを観察しながらワイヤーでつくった輪(スネア)をポリープの茎にかけ、ワイヤーを小さく締めた後に高周波電流で切りとる方法です。内視鏡的粘膜切除術(EMR)はポリープ基部の粘膜下に生理的食塩水を注入し、ポリープの基部をふくらませて厚くしてからスネアをかけ高周波電流で切りとる方法です。ポリープの基部まで大きくとれる、ポリープをとった後に出血する危険が少ない、大腸に穴が開く危険が少ない、という特徴があります。  進行した結腸がんの手術結腸がんと進行大腸がんの手術の場合では、がんの口側(口に近い方向)および肛門側(肛門に近い方向)にそれぞれ5〜10cm離れて腸を切除します。腸には腸に流れてゆく動脈および腸から流れ出る静脈とリンパ管とリンパ節があり、これが腸間膜という膜の中に入っています。そして静脈、リンパ管、リンパ節にはがん病巣から離れて流れ出したがん細胞がある危険性があります。 そこでリンパ節を含む腸間膜を大腸とともに切除します。腸間膜とリンパ節の切除範囲の大きさとしてのように2群までの場合、および3群までの場合があります。がんの場合では2群まで、進行がんの場合では3群までとることが多いです。 しかし患者さんの年齢や併発症(患者さんが大腸がん以外にもっている病気、糖尿病、腎臓病[じんぞうびよう]、心臓病、呼吸器の病気など)がある場合は2群までの切除にとどめることもあります。 がんの口側と肛門側それぞれ5〜10cm離れて大腸を切除しますが、リンパ節は動脈に沿って流れるので動脈の位置と流れの方向を考え、実際には10cm以上の大腸を切除することもしばしばあります。また大腸がんがより進行しているとき、およびリンパ節転移が進んでいるときは切除範囲も大きくなります。個々のがんの位置および進行程度により設定されます。 進行した直腸がんの手術直腸がんと進行直腸がんの場合でも腸と腸間膜およびリンパ節の切除を行いますが、直腸ではがんより肛門側の腸および直腸間膜にはあまりがんが進んでこないので、がんから肛門側に離れて直腸を切る長さはでよいこととなっています。そこでがんから肛門側に離れて直腸を切ったときに肛門と肛門括約筋[こうもんかつやくきん]が残れば括約筋温存術ができることになります。しかし、がんまでの距離が3.0cmあってもがんそのものの大きさが非常に大きく約5.0cmにもなると、がんから離れた距離にも目に見えない小さながん細胞が散らばっている危険性から肛門もとる必要があるので直腸切除術+人工肛門造設術になります。 大腸とは、小腸から食物残渣を受ける盲腸から始まって結腸[けつちよう](上行結腸[じようこうけつちよう]、[おうこうけつちよう]、下行結腸[かこうけつちよう]直腸、そして肛門に至る長さ約1m80cmに及ぶ腸の全体を呼ぶ言葉です。直腸は直腸S状部、上部直腸、下部直腸の3つに分けら
れています。がんができた部位によって結腸がん、直腸がんと呼びます。結腸がんと直腸がんをまとめて大腸がんといいます。また肛門にできるがん、肛門がんも広い意味で大腸がんに含めて大腸がんの発生部位をみると、直腸がんがもっとも多く大腸がんの約40%、次にS状結腸がんが約30%です。 なぜ最近大腸がんが増えているのか?などの先進国には大腸がんが非常に多く、日本も大腸がんが急速に増加しています。その原因として日本人の食事の内容が欧米化していることが指摘され
ています。 食事の欧米化とは、などの脂肪やたんぱく質の多い食べ物を多くとり、米、脂肪の多い食べ物すなわち高脂肪食、たんぱく質の多い食べ物すなわち高たん


肝硬変肝臓がん

ぱく食は腸の中で腸内細菌を変化させ、その結果として発がん物質ができ、これが大腸の粘膜に作用してがんを発生させると考えられています。日本では、乳がんが急激に増加しています。現在日本人の女性のがんの中で患者数が多いものは、胃、大腸についで乳がんは昨年が乳がんにかかったと推


肝硬変肝臓がん

定されます。死亡数では、胃、大腸、肝臓、肺についで乳がんは5位ですが、1年間の死亡者数は1万人弱に及び、特に、30歳から65歳の壮年女性層に限ると1位になって

肝硬変肝臓がん

います。この様に、乳がんは、日本女性の最も注意しなければならないがんになっているのです。それでも、乳がんの多い欧米に比べると、ただし欧米では、乳がんの患者数は依然として増加しているものの、死亡率は1990年代に入って減少しはじめて

肝硬変肝臓がん

いるのです。このことは、私たちの見習わなければならない点ですが、これは、マンモグラフィなどによる早期発見が増えているからです。癌研乳腺外科入院手術数も年々増加し、昨年は外来手術例を加えると年間700例に達しており、1945年からこれまでの手術数は。また食物繊維の摂取が減ると便の量が減り、発がん物質を含んでいる便が長時間大腸内にたまってがんが発生しやすくなるといわれています。 
肝硬変肝臓がん

大腸がんの症状 大腸がんの症状のうちもっとも多いものは排便時の出血で、次に便秘、腹痛、下痢、腹部腫瘤[ふくぶしゆりゆう]などです。しかしこれらの症状に気づ


肝硬変肝臓がん
きながら多くの方(大腸がんがあった人の70%)が3カ月以上病院を受診しないのが通例です。排便時の出血といっても便の周りに血がついている場合、便と血液が混ざり合っている場合、排便の後にふいた紙に、血液が付着している場合などがあります。 肝硬変肝臓がん

直腸がん、状結腸がんの場合では赤く新鮮な血液(鮮血)が出ることから本人も出血していることを自覚できます。いずれにしても血便があればできるだけ早く専門医にかかり大腸検査を受ける必要があります。 肝硬変肝臓がん

上行結腸がん、盲腸がんの場合でも病変から出血しますが、排便のときは鮮血ではなく黒色や茶色の古い血液であることが多いので本人に自覚できないことがあります。そして上行結腸がん、盲腸がんの場合には右下腹部のしこり(腫瘤)、貧血、体重減少が主症状となっています。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

患者様、ご家族の皆様方、担当医、病院のスタッフ、そして漢方がんセンターが望みわれわれみんなが到達すべき終着点は「患者の治癒」に他なりません。

西洋医学が一番でもなく、東洋医学が一番でもなく。シンプルに。

がん治療に対して、皆様方のご理解が深まり、患者の方々の回復に漢方がんセンターが少しでもお力添えできるならば、これ以上の喜びはありません。

1981 世界医師会第34回総会で採決されたリスボン宣言より

患者は最新の医学知識のもとでその苦痛から救済される権利を有する。(10.尊厳性への権利-b)

1990年 アメリカ議会において提出された技術評価局報告書

「抗がん剤、放射線などは病巣を一時的に縮小させるが、この縮小は無意味であり、延命効果が認められないうえ、患者の生活の質を悪化させる」

1998年 日本の厚生省の研究班

手術後の抗がん剤使用について「延命効果、生活の質の向上効果がない」

2005年 日本・第3次対がん10か年総合戦略をスタート予定。

がん治療専門医の育成盛り込む。

がん治療の新薬認証急ぐも国際標準化は8年以上先。

欧米では認可されたが日本には無い薬。あるいは日本だけが認可していて欧米では認可されていない薬、そんな薬があることをご存知でしょうか?

まずは日本にある薬の話です。日本で認可されている抗がん剤の半分以上が、欧米では認可されていません。

例えばWHO=世界保健機構が薬効を認める必須医薬品(エッセンシャルドラッグ)270種の中に日本で年間1000億円以上使用されていUFTをはじめとしたフルオロウラシル系の経口抗がん剤は一つも入っていません。

承認された薬だとしても「日本の抗がん剤」とは臨床試験で、奏効率が2割以上のものです。(延命効果や治癒効果などは考慮せず。)

つまり2割の患者が、4週間以上腫瘍の大きさが50%に縮小さえすれば医薬品と認可されるということであり8割の患者に無効であっても4週間だけの効果であってもよいということだけなのです。

日本での抗がん剤の研究そして治療は、ガンの塊が何パーセント縮小するか、のみに関心がありメーカーも医師も、抗がん剤が持つ強烈な副作用、寿命短命効果などには無関心な点が欧米の医学界から指摘、非難されています。

 

欧米で認可され、有効性を確認された抗がん剤の多くについて(約80種以上といわれています)いまだ日本の厚生労働省は認可していません。

3.病院によって扱う抗がん剤の種類や量は貴方が思うよりも大きく異なります

日本においてがん治療で知られる大きな病院であっても抗がん剤の種類、量は欧米のがん治療の現場に比べ劣ります。

まして小さな病院の扱える抗がん剤、それらを扱える医師の数は我々が考えるよりも貧弱なのです。

特に「延命を目的とした治療」は、選びうる抗がん剤の種類の豊富度に大きく左右されるといわれています。

4.ご存知でしょうか?

保険適用外の医療をしても病院には収入が入りません。むしろ赤字となる構造になっているのです。

さらに病院側ではデータ採取の邪魔になる、責任が取れない等の理由で保険適用外の(欧米では認可されている)薬を使用する事を認めない所さえ有ります。患者が個人輸入でそれらの薬を使用すると、健康保険が適用されないので、海外からの輸送費や治療費が全額自己負担となります。

また、日本の薬の事情を知らずに多くの日本人が適切ながん治療を受けられずにいる現状があります。

5.未承認、認可していない薬に多くの日本の医師は手を触れません

日本には抗がん剤の専門家が少なすぎるのです。

現場においても、アメリカには腫瘍の専門家・臨床腫瘍医がいます。外科とは別に内科の専門医が抗がん剤の投与に関わるのに対し、日本では医療は臓器別に細分化され、外科医が手術の延長上で(片手間で)投与に関わっています。

日本で薬価基準を満たし認証された薬は約15000種類。 その2/3は日本以外で認められていません。しかし、日本は世界一薬を処方する国なのです。

それらの「薬」の年間売上げは約6兆円。1兆円は医療への副収入、2兆円は製薬メーカー収入です。日本の医療現場で使用される薬の消費量は適切なのでしょうか?

免疫力というのは、何でしょう?

「ガン細胞や体内に侵入したウイルスなど、いってみれば体にとっての敵をいち早く発見し、攻撃し、やっつけてしまう力の事」です。

実際の臨床現場でも、何らかの手段により免疫力を高めることでガン細胞の成長がストップする事はよくあるケースです。

治るという事について

注射をしたり薬を飲んだりしてようやく治る病気もあれば、初期の風邪などは一晩グッスリ眠っただけで治ってしまったりします。どちらの場合でも、病気を治す一番の力は「あなた自身の力」です。もう少し具体的に言えば「あなたの体の免疫力」なのです。

例えばがん。どんなに健康な人でも、体の中では1日に約3000個の細胞ががん化しているといわれています。それでも体中がガンにならずにすむのは「免疫力」が正常に働き、ガン細胞を退治しているからなのです。免疫力というのは、想像以上に強力で頼りになるものなのです。

免疫の低下という言葉がよく聞かれます。免疫の低下による〜。免疫が下がると良くない事が沢山起きるらしいのです。

免疫力を弱めてしまう最大の要因はストレス

ストレスがたまると副腎皮質刺激ホルモンが大量に分泌され、副腎はコルチゾールというホルモンを分泌します。そのコルチゾールがリンパ球にくっつくと、リンパ球は大幅に免疫力を低下させてしまうのです。どうすれば免疫力を高めることができるのでしょうか?

おもしろい話

「笑いが免疫力を高める」ことが実験で証明されています。

笑う前と後で身体の変化を調査すると、血液中の免疫細胞の働きが高まることが分かっています。

1964年、当時、不治の病とされていた「膠原病」を、コメディーなどを見て笑うことで治してしまったアメリカの雑誌編集長の話も当時大いに話題になり、その後、笑いと免疫力との関係が次第に明らかになってきました。

だとすると ガンと宣言され、「絶望してしまう笑えない人」と「治るという希望を持ち、笑って生きる人」。 当然後者の方が治る確率は高くなるでしょう。

希望を持つということでその人の免疫力は必ず上がるはずですから。そもそもいつもニコニコすごす人と、ストレスためて生活する人。どちらが病気になりやすいか? 答えは明白です。

が、世の中は明白ではありません。

ストレスを受けずに生きていくなんて可能でしょうか?

要は、いかにストレスをためず、日々、いかに発散できるかです。好きな音楽を聴いてリラックスするのもよし、ゆっくりとお風呂に入るのもよし。また休日には楽しい気分でウォーキングするなど、適度な運動もいいでしょう。

 

免疫力というのは、何でしょう?

「ガン細胞や体内に侵入したウイルスなど、いってみれば体にとっての敵をいち早く発見し、攻撃し、やっつけてしまう力の事」です。

実際の臨床現場でも、何らかの手段により免疫力を高めることでガン細胞の成長がストップする事はよくあるケースです。

治るという事について

注射をしたり薬を飲んだりしてようやく治る病気もあれば、初期の風邪などは一晩グッスリ眠っただけで治ってしまったりします。どちらの場合でも、病気を治す一番の力は「あなた自身の力」です。もう少し具体的に言えば「あなたの体の免疫力」なのです。

例えばがん。どんなに健康な人でも、体の中では1日に約3000個の細胞ががん化しているといわれています。それでも体中がガンにならずにすむのは「免疫力」が正常に働き、ガン細胞を退治しているからなのです。免疫力というのは、想像以上に強力で頼りになるものなのです。

免疫の低下という言葉がよく聞かれます。免疫の低下による〜。免疫が下がると良くない事が沢山起きるらしいのです。

免疫力を弱めてしまう最大の要因はストレス

ストレスがたまると副腎皮質刺激ホルモンが大量に分泌され、副腎はコルチゾールというホルモンを分泌します。そのコルチゾールがリンパ球にくっつくと、リンパ球は大幅に免疫力を低下させてしまうのです。どうすれば免疫力を高めることができるのでしょうか?

おもしろい話

「笑いが免疫力を高める」ことが実験で証明されています。

笑う前と後で身体の変化を調査すると、血液中の免疫細胞の働きが高まることが分かっています。

1964年、当時、不治の病とされていた「膠原病」を、コメディーなどを見て笑うことで治してしまったアメリカの雑誌編集長の話も当時大いに話題になり、その後、笑いと免疫力との関係が次第に明らかになってきました。

だとすると ガンと宣言され、「絶望してしまう笑えない人」と「治るという希望を持ち、笑って生きる人」。 当然後者の方が治る確率は高くなるでしょう。

希望を持つということでその人の免疫力は必ず上がるはずですから。そもそもいつもニコニコすごす人と、ストレスためて生活する人。どちらが病気になりやすいか? 答えは明白です。

が、世の中は明白ではありません。

ストレスを受けずに生きていくなんて可能でしょうか?

要は、いかにストレスをためず、日々、いかに発散できるかです。好きな音楽を聴いてリラックスするのもよし、ゆっくりとお風呂に入るのもよし。また休日には楽しい気分でウォーキングするなど、適度な運動もいいでしょう。

 

腫瘍マーカーとは、体内でがん細胞が作り出す特有の物質(糖たんぱく質やホルモン、酵素など)またはがん細胞と反応して正常細胞が作り出す物質のことです。

いわば、がん細胞が体内にあることを示す目印(マーカー)というわけです。

 

これらの物質は、血液中や排泄物(尿、便)中に流れ出します。したがって、血液中や尿中などに腫瘍マーカーが含まれているかどうかを調べることによって、体内にがん細胞があるかどうかを診る一つの目安となります。一般的に腫瘍マーカーは、患者さんの血液を検査することによって調べます。

 

腫瘍マーカーは、腫瘍細胞だけでなく正常細胞でも作られますので、健常な人体内にもわずかに存在します。

また、悪性腫瘍(がん)だけでなく、良性の疾患でも上昇することがあります。

   

検査で腫瘍マーカー値が上昇したからといって、必ずしもがん細胞があると確定することはできません。

また、腫瘍マーカー値は、がんの早期の段階では必ずしも上昇するとは限らないので、

  

マーカー値が低いからといって、がん細胞が存在しないと確定することもできません。

  

このように、腫瘍マーカー値は健常な人でもゼロではなく、ある一定の範囲内の値を示します。この状態を「陰性」といいます。そして、体内にがん細胞ができたり、良性の疾患が起きたり、その他の要因によって、値が上昇します。

  

腫瘍マーカーには「これ以上の値の時は癌である場合が多い」という値があります。これを基準値といい、基準値を超えた状態を「陽性」といいます。また、良性の疾患が原因で基準値を超えた場合を「偽陽性」といいます。

  肝硬変肝臓がん


しかし、前にも述べたように、腫瘍マーカー値は様々な要因で上昇するので、基準値を超えたからといって、すぐに何らかの病気であるということはできません。病気があるかどうか、さらに、その病気が癌であるかどうかを確定するには、画像検査や生検など、その他の複数の検査結果から総合的に判断する必要があります。

 肝硬変肝臓がん


腫瘍マーカーの内、体内の特定の臓器細胞でのみ作り出されるものがあります。これを「臓器特異性が高い」といいます。例えば、肝細胞がんに対する「
AFP」、前立腺がんに対する「PSA」がそれです。

  肝硬変肝臓がん


この種の腫瘍マーカーが異常値を示した時には、すぐにその臓器の疾患を診断することができます。

  肝硬変肝臓がん


しかし、多くの腫瘍マーカーは複数の臓器で作り出されるため、ある特定の腫瘍マーカー値が上昇したからといって、その臓器と疾患を特定することはできません。


肝硬変肝臓がん

まずはがん細胞の成長・進行を止めることが先決です。いきなりがんを消すことは考えません。

基礎的な体力、元気、食欲を取り戻すことによって、今以上に悪くならないことを目指すのです。 たとえがんが体に残ってい

肝硬変肝臓がん

たとしても、それ以上大きくならなければそれでいいのです。体に悪さをしなければいいのですから。がんを消すのではなく、がんの周りに壁を作り、囲んでいくのが、漢方の抗がん剤の効き方です。

がんを囲い込むことにより、がん細胞をじわじわと締め付け体に害のない「線維細胞」に変質させてしまうのです。


肝硬変肝臓がん

線維細胞になれば命を脅かすことはなくなります。その時点でがんと「共存共生」できるのです。

がん治療の現場で、望むもの・望まれるもの

抗がん剤の投与や放射線治療を受けながら、あなたが自分の意思で最新のがん治療を始めても何も問題は有りません。


肝硬変肝臓がん

西洋医学の治療と漢方の治療はぶつかり合うことはないのです。

副作用も殆ど無く、西洋の医薬品との衝突も有りません。むしろ、西洋・東洋それぞれの長所を生かして治療にあたることで高い治療効果をあげている患者さんは数多くいらっしゃいます。

肝硬変 肝臓がん

肺硬変肝臓がん

甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。

 

 甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性・悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。

 

2.甲状腺がんの特徴  

 

 甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。

 

 まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。

 

 乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述する組織型(顕微鏡検査での分類)が最も運命を左右する因子です。

 

 甲状腺がんのうち1%程度を占める髄様がんというタイプのがんは遺伝性のことがあり、また副腎や副甲状腺の病気を伴うことがありますので治療にあたって特別な配慮が必要になります。

 

3.甲状腺がんの種類  

 

 甲状腺がんは組織型により乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されますが、このいずれであるかによって病態や悪性度が大きく異なります。このうち、乳頭がんが全甲状腺がんの約80%を占め、ついで多いのは濾胞がんです。この両者(分化がんと総称します)は予後も良好です。髄様がんはリンパ節転移を起こしやすく約1/4が遺伝性です。髄様がんは分化がんに比べると悪性度は高いのですが、未分化がんほど悪性度は高くありません。一方、未分化がんはおそらくあらゆるがんのうちでも最も増殖スピードの速いもので、治療成績も大変悲惨なものです。未分化がんはこのように恐ろしいがんですが幸いその頻度は低く、もとからあった分化がんが長年のうちに変化したものと考えられます。

 

なお、本来リンパ系の腫瘍である悪性リンパ腫が甲状腺にできることもありますがここでは詳細に触れないことにします。

 

4.甲状腺がんの症状  

 

 甲状腺がんの症状は通常前頚部にしこりを触れるだけです。長年放置して大きなしこりとなると目でみただけでわかるサイズになりますし、また周囲臓器への圧迫症状を呈することもあります。ただ、前頚部のしこりで甲状腺の腫瘍と判明してもそのすべてががんではなく、良性のもの(腺腫、腺腫様甲状腺腫など)とがんとの比率は約5:1です。また、まれに声が嗄れたり、頚部のリンパ節転移などを契機に甲状腺がんが発見されることもあります。また、何らかの理由によりとった胸部CT検査で偶然甲状腺腫瘍が発見され、精査の結果がんがみつかることもありえます。

 

 ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。

     

5.甲状腺がんの診断  

 

 手で触る触診以外に超音波検査(エコー検査)、CT検査などが補助診断法として有用です。また、しこりに細い針をさしてがん細胞の有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。

    

 また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。

 

6.甲状腺がんの治療  

     

甲状腺がんの手術

 

 乳頭がん、濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜全摘術)、左右いずれか半分を取る(片葉切除術)など切除範囲にバリエーションがあります。頚部のリンパ節は原則として切除(郭清)しますが、その範囲もがんの進み具合により判断されます。きわめて微小な分化がんではリンパ節郭清を省略しうる場合もあります。

    

 遠隔臓器に転移をきたした分化がん(ことに濾胞がん)では甲状腺全摘後、ラジオアイソトープを投与が行われます。分化がんに対する有効な化学療法(抗がん剤治療)はありません。

 

 一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。

   

甲状腺がん手術の合併症

 

 甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いの



ですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。

  肺硬変肝臓がん  

甲状腺がん術後の投薬

 


肺硬変肝臓がん

 甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージン
Sという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけ

肺硬変肝臓がん

のことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミン
D3を服用する必要があります。

 肺硬変肝臓がん




1.甲状腺がんの治療成績  

  肺硬変肝臓がん  

 未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様

肺硬変肝臓がん

がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。

 肺硬変肝臓がん



甲状腺の場所と働き

 

肺硬変肝臓がん

 甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。

肝硬変 肝臓がん

肺硬変肝臓がん

早期発見が難しいからです。

肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真・CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。

■手術できる割合が低い癌

肺がんは、診断されたときに小さな腫瘍でも、進行癌が多いので、手術ができるのは10-15%と少ない癌です。

早期発見の難しい癌

肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。

それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、

 

■非小細胞がん・抗がんの効き難い癌

非小細胞がんでは小細胞がんに比べ抗がん剤の効果が低く、抗がん剤のみでがんが治癒することは稀です。

■非小細胞癌34期では放射線療法は難しい

胸水があったり、半分以上癌が広がっている場合、放射線治療を行うことが難しくなります。それは、間質性肺炎を起こす危険が高いからです。また、肺がんの中で一番多くを占めている腺がんは、放射線の感受性が悪く、大きな効果は期待できません。

■非小細胞癌の6-7割は手術不能

非小細胞癌の6-7割は、すでに手術不能の段階で発見されます。手術適応になる人は、そう多くはありません。

また、術後の5年生存率は、術後病期で見て1:80%2:60%3:40%4:10%未満です。

■転移しやすく、再発率の高い癌

早期の発見し難いばかりではなく、他の臓器や骨に転移が多く見られる癌です。また、幸いに手術ができたとしても、再発率の高い癌です。手術後で約2割に局所再発、56割に遠隔転移が見られるほどです。

■転移のルート

肺がんの特色は、いろいろな臓器に遠隔転移(がん細胞が血液に入って流れて行き、離れた臓器に転移をつくること)をおこしやすいことです。肺がんが遠隔転移をおこしやすい臓器は肺、脳、骨、肝臓、副腎などが代表的です。

腫瘍が小さいうちは症状がありません

腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。

血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。

 ■外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です

腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。

■手術できない場合は動脈塞栓術を行います

転移のある場合は外科療法に放射線療法や免疫療法を併用します。

またインターフェロンやインターロイキンを投与する生体反応活用法もあります。化学療法はあまり効果が期待できません。

 血尿、腹部のしこり(腫瘍)、わき腹の持続的な痛み(疼痛)、発熱、体重減少、貧血のほか疲れやすく感じることがあります。

腫瘍が小さいうちは症状がありません

最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。

診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱・尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。

 ■癌の性質や病状によっても治療法は異なります

手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。

膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。

手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。

 初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。

進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。

 QOLを考える!

さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。

攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。

早期は症状がありません

早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。

 ■手術とホルモン療法

前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。

そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。

早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。

 病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。

血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。

QOLを考える!

さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。

攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。

■具体的な薬剤活用方法

(1) 西洋の抗癌剤を受ける時

  ・・・サポートとして A)副作用を抑える B)抗癌剤の効果を高める C)癌の進行を抑える

(2) 西洋の抗癌剤ができない時

  ・・・主役として   癌の進行をくいとめる

乳がんは自己診断や定期健診で発見しやすい癌です。

目で見たり、触れてみたりすることで発見しやすい癌です。また、定期健診をすることで、自分で発見できなかった、小さながんが発見できる事がありますので、定期健診をお勧めいたします。

■初期癌

初期のがんは治療成績が良く、その5年生存率は、大きさ2cm以下で転移のない局所的乳がん(ステージIIII)が97%、大きさ2〜5cmでリンパ節までの転移のある乳がん(ステージIII)が79%であることが分かっています。

■遠隔転移

しかし、遠隔転移(ステージIV)した乳がんの5年生存率は23%と非常に低いといわれています。

 現状の西洋医学の治療方法は、

(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。

■抗癌剤の効果

初期の乳がんの場合は西洋抗癌剤の効果が期待できる癌です。

■生存率

10年生存したら、15年まで生存できる可能性が高いがんです。

 ■自覚症状

乳がんの自覚症状として、最も多いのはしこりです。感触としては石のような硬さがあります。9割の人が自分で見つけて病院に行きます。

■転移のルート

血液からの転移・・・・・肺、骨肝臓 脳などは血行性の転移です。

リンパからの転移・・・・脇の下や鎖骨の上のリンパ節に転移します。

■病状は、転移した部位により異なる

肺や肝臓に転移した場合、痛みなどの症状がでてくる事はまれです。定期健診や、画像診断で見つかることが、多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。

骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。

卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。

卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。

■卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。

3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。

■手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。

卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。

 現状の西洋医学の治療方法は、

(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。

■卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。

見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。

■卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。

早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。

■こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。

 ■自覚症状

自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。

■転移のルート

卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。

主な転移先・・・・・肝臓 大腸

■その他の症状

癌の進行による体重の減少・体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛・腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。

子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4〜5割が0期で発見されます。

■子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん

不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。

★子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。

■日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです

子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんどが治ります。

子宮がんが徐々に増加してくる30歳を過ぎた頃からは、年に1回子宮がんの検査を受けることがとても重要です。

 ■手術が基本です

一般には、できるかぎり手術を行って、病巣を摘出する根治的治療法がとられます。この目的のために手術療法と放射線療法を併用する場合もあります。

手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。

化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないW期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。

   肺硬変肝臓がん

放射線治療

放射線治療は、いずれかのがんに対しても行われます。とくに子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんには放射線が良く効きます。その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。

しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。

  肺硬変肝臓がん

子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。

  肺硬変肝臓がん

 子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。

子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。

    肺硬変肝臓がん

転移のルート

がんが子宮体部にとどまっているのがI期、

子宮頸部に浸潤しているのがII期、

子宮外に浸潤しているのがIII期で、

  肺硬変肝臓がん

IV期は膀胱・直腸に浸潤しているか、肺・肝臓・骨などに遠隔転移がみられる段階です。

  肺硬変肝臓がん

がんの進行にともなう症状

がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性・血性・膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。

  肺硬変肝臓がん

白血球の中のリンパ球の癌

悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。

  肺硬変肝臓がん

血液検査と生検でわかる癌

首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

がんセンター研究所研修生を経て研究員として腫瘍免疫学を6年間学んだ。がんの発症機構を明らかにしなければ、根本的な解決につながらないと考え、米国がん研究所客員研究員およびワシンントン大学ハワードヒューズ医学研究所研究員として3年間、血液のがんを対象として分子生物学的研究を行い、がんセンターに再就職。血液のがんは、研究成果が直接、診断治療につながっていくので、大切な研究領域であると確信している。(医学博士)

 

 都築 忍:室長

血液内科医として、第一赤十字病院、病院、付属病院に勤務した後、英国へ留学。2001年よりがんセンターに勤務。マウスモデルを用いて白血病化機構を解析中。リンパ腫の病態解析にも力を入れていきたいと考えています。

 

  主任研究員

5年間の臨床経験をした後がんセンターに研修生として着任。研修生時代は悪性リンパ腫の染色体転座から作られる異常蛋白の機能解析を中心に研究し、20064月からは研究員としてがんセンターに勤務となった。記憶力の減退と日々戦いながらも、造血器腫瘍、主にリンパ腫の病態解明に力を注ぐ決意を固めている。

 

 リサーチレジデント

血液内科医として勤務した後2006年よりがんセンターに臨床研究医として着任。2007年より遺伝子医療研究部リサーチレジデントに着任。現在MALTリンパ腫のゲノムプロファイルについて研究をしています。     

   

研究内容の紹介

1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析

1. 造血器腫瘍の血清学的、分子生物学的解析血液細胞は造血幹細胞と呼ばれる細胞からいろいろな段階を経て、最終的に酸素を運ぶ赤血球やウイルスをやっつけるリンパ球、出血した血液を固める血小板などの血液細胞に分化します。(図1) これらの分化の途中で、分化、増殖を制御する遺伝子に異常をきたすと白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍になります。造血器腫瘍でよくみられる遺伝子異常は染色体の一部が他の染色体に間違って移動してしまう「染色体転座」です。遺伝子医療研究部ではこのような染色体転座に伴う遺伝子異常を見つけています。さらに、単クローン抗体を作って造血器腫瘍の診断に役立てると共に、実際の治療に応用するためにこの遺伝子の機能を抑える研究を行っています。また、腫瘍細胞内での蛋白質間の相互作用の異常についても解析をすすめています。

 

 

マントル細胞リンパ腫とサイクリンD1発現

 血液細胞のうち抗体をつくる細胞はB細胞と呼ばれますが、それがリンパ節でがんになったものはB細胞リンパ腫といいます。B細胞リンパ腫はさらに細かく分けられますが、その理由は診断をはっきりさせることが、治療方法や、予後の判定にとても大切だからです。たとえば、マントル細胞リンパ腫とういうリンパ腫では、私たちが原因遺伝子BCL1の本態を明らかにしましたが、この遺伝子異常があると、現在の治療法ではほぼ6年くらいにほとんどの患者さんが死亡することを、病院遺伝子病理診断部、血液化学療法部との共同研究で明らかにしました。   

  

bMALTリンパ腫とMALT1遺伝子異常

 B細胞リンパ腫のなかで消化管などにできるMALTリンパ腫の原因遺伝子MALT1も発見しました。この遺伝子を発見するときに、いま話題になっているヒトゲノム計画の研究成果が大きな役割を果たしました。また、国際的な共同研究による成果でもあります。私たちが世界に先駆けてこの原因遺伝子を発見できた理由は、インターネットの発達のおかげでもあります。MALT1遺伝子のはたらきは世界中で調べられており、リンパ球の中で重要な役割を担っていることがわかってきました。私たちもが細胞の中で移動する特別なシステムがあることを報告しています。遺伝子は細胞を死ににくくする機能をもったAPI2という遺伝子とくっついて、腫瘍にしかないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3)  しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。 

  

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常

 B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんになるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析

  

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子をあきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと努力を続けています。

 

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

型小児白血病の発症機構解析

小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私

  

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

たちは、マウスの血液細胞にTEL-AML1融合遺伝子を導入することにより、が血液細胞にどのような異常をもたらすのか研究しています。さらに、TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。

 図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。

 

<strong> 肝硬変肝臓がん</strong>

 

2.染色体転座以外の遺伝子異常を調べる新たな検査法の研究

染色体転座は、悪性リンパ腫の診断にとって、とても大切な意味を持っていますが、悪性リンパ腫は染色体転座というひとつの遺伝子異常だけでは起こりません。染色体転座が詳しく研究されて明らかになったことは、染色体転座以外の遺伝子異常も重要な役割を果しているということです。これまでは、なかなか研究をすることが難しかったのですが、ヒトゲノム計画の完成により、がんのゲノム異常(遺伝子異常)を調べることができるようになりま

 

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

した。ヒトゲノム計画の情報を元に、私たちの研究室では、がんに存在する遺伝子異常を調べる方法として、(アレイCGH)法を確立しました(図7)。この方法はゲノム異常をより詳細に調べることができます。

 図7.実際の

右上にの拡大図を示しています。a)はがん細胞由来のDNAを緑で標識しているので、各点が緑色に光って見えます。一方、b)は正常細胞由来のDNAを赤で標識しているので、各点が赤に光って見えます。これらは同じところに反応しているので、実際の反応は、両者がひとつに重ね合わせられた状態です(下図)。1つのスポット(丸い点)に着目すると、がん細胞由来のDNA

 

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

   

は、点が緑に光っておらず、正常細胞由来のDNAでは赤く光っているスポットは、この2つを合成した下図では点は赤く光っていますので、これはがん細胞でDNAが欠失している(正常なDNAが失われている)ことを意味します。また、同じように下の合成図で緑が濃くなっているところは、がん細胞でDNAが増幅している(一部のDNAが異常に増えている)ことを意味します。

 この研究は、がんの遺伝子異常を調べるという基礎的な研究だけにとどまらず、実際の診断や治療法の選択に重要な意味を持つことが、徐々に明らかになりつつあります。これらの遺伝子異常は、がんの治療のための標的とし

 

<strong>肝硬変肝臓がん </strong>

  

ても大きな意味を持つことが予想されます。これからの5年以内には、さらにがんの遺伝子異常の解明が進み、臨床的な実用化を図ることを目標としています。

肝硬変 肝臓がん

肝硬変肝臓がん

粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(2883000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、200310月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。  定位放射線照射とは、病巣に対し多方向から放射線を集中させる方法です。通常の放射線治療に比較し、周囲の正常組織に当たる線量を極力減少させることが可能です。定位放射線照射には、ガンマナイフに代表される1回照射の定位手術的照射と、数回に分割して照射する定位放射線治療に大別されます。定位放射線照射では、治療装置や患者さんを固定する精度をmm単位で管理しています。 これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用されています。脳以外の病巣への応用としては、後述のように頭頸部や肺の病巣(肺がんや転移性肺がん)に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決め、その部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変えるため、外科療法や異常血管塞栓療法(いじょうけっかんそくせんりょうほう)に比べて危険性は少なく、おおよそこの治療を受けた90%の患者さんで有効性を認めています。近年の画像診断やコンピュータの技術進歩により、複雑な形状の病巣に対しても治療が可能になり、現在は転移性脳腫瘍などがんの治療にも応用されています。わが国では、平成8年4月1日に保険適用になっています。2.リニアックを用いた定位放射線照射ガンマナイフによる治療は線量の集中性がよく、優れた治療成績をあげました。これを参考にして、一般の病院にすでに普及した放射線治療装置である直線加速器(リニアック)を用いて、病巣に放射線を集中させる治療を行う試みが開発されました。実際にはこの治療は、1980年代になってから主として動静脈奇形を対象にはじめられ、1980年代後半には、一部の施設でがんの治療にも行われるようになってきました。 この治療方法は、リニアックを回転させながら放射線を照射することと治療ベッドの回転を組み合わせる方法など、さまざまな方法が開発され、ガンマナイフと同等の放射線集中効果を得ることができます。この方法を可能にしたのは、種々の画像診断の技術が向上したことに加え、放射線治療の精度や、放射線の照射量の計算などを行うコンピュータ技術の進歩によるものです。この治療技術はアメリカで1990年代になって急速に普及し、脳動静脈奇形、聴神経鞘腫等の良性疾患だけでなく、転移性脳腫瘍、原発性悪性脳腫瘍の一部にも適用されています。わが国では、頭蓋内腫瘍を含む頭頸部腫瘍および脳動脈奇形に対して、平成10年4月1日に保険適用となっています。 国立がんセンターでは1991年7月以来、全国に先駆けて独自にこのシステムを開発し、スマート(SMART)と名づけて治療を行っています。この治療の対象は、主に原発性および転移性のがんです。この治療法の大きな特徴は、分割照射法を採用している点です。がんの放射線治療では、1回照射よりも分割照射のほうが周囲の正常組織への副作用を軽減できます。同じ部位に数回にわたって分割した照射を可能にするため、高精度な位置決めができる固定具を治療を受ける患者さんごとに作製しています。この方法では、他の照射法で治療の途中に起こりがちな倦怠(けんたい)、食欲不振、むかつきや嘔吐等の副作用が少なく、また照射後周囲の正常組織の有害反応はわずか3%だけでした。国立がんセンター中央病院では、この方法を用いてこれまで約400人の治療を行い、局所の治療としては優れた効果をあげています。 同様に、リニアックを用いた定位放射線照射を行うサイバーナイフ(cyberknife)は米国で開発された放射線治療装置で、135kgの超小型リニアックを6軸制御の日本製産業ロボットに取り付けた装置です。X線透視用カメラで患者さんの動きをモニターし、正確な治療を行うように工夫されています。従来のリニアックによる定位放射線照射と比較してリニアックが自由に動くので、病巣の形に応じた治療が可能です。 小さな肺がんや転移性肺がん等に対しても定位放射線治療が応用され(体幹部定位放射線治療)、平成16年4月1日に保険適用になっています。  温熱療法は、がん細胞が正常細胞と比べて熱に弱いという性質を利用した、がんの治療法です。顔に発生した肉腫が丹毒(たんどく)による発熱で消失したことや、自然治癒したがんのうちおおよそ1/3で発熱していたという報告等、がんが治ることと発熱の間には、何らかの関連がありそうだと昔からいわれていました。本格的な研究がはじまったのは、1960年代になってからです。現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。この治療法の対象となるのは、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや再発がんです。2.方法温熱療法には、全身を加温する方法(全身温熱療法)と、がんやその近くを温める方法(局所温熱療法)があります。一般には局所温熱療法が主に行われる方法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で局所を温めます。体の外から加温するのが最も多く行われる方法ですが、その他に食道、直腸、子宮、胆管といった管腔(かんくう:空間のある場所)内に器具を入れて加温する方法や、がん組織の中に数本の電極針を刺し入れて加温する方法が試みられています。がんに対する効果は41℃以上で得られますが、42.5℃以上で特に強くなることが知られています。体の表面に近いがんは目的の温度まで比較的容易に温めることができますが、体の奥深いところにあるがんは、脂肪、空気、骨が邪魔をして十分に温めることが難しい場合が多く、温熱療法の効果が不十分になる可能性があります。 温熱療法は通常は単独で用いるのではなく、放射線や抗がん剤の効果を強めることを目的に、放射線や抗がん剤と併せて使います。最も研究が行われているのは局所温熱療法と放射線を併せて行う治療で、脳腫瘍、食道がん、乳がん、大腸がん、膀胱がん、軟部組織腫瘍等のがんで試みられています。 加温時間は長ければ長いほど効果が増しますが、一方、治療を受ける患者さんの負担が大きく、4560分くらいが普通です。毎日治療をするとがん細胞が熱に強くなり、温熱療法の効果が下がりますので、3日くらいは間隔を空けて治療します。週に1〜2回治療するのが一般的です。 放射線は通常の放射線療法と同じく週5回照射する場合と、温熱療法を施行する日に合わせて週1〜2回照射する場合があります。週1〜2回の照射では1回の放射線量が多く、副作用が強くなることがありますので、治療する場所が限られます。3.副作用温熱療法に伴う副作用には、加温した部位のやけど、痛みがあります。体の深いところを治療するのに適した高周波の加温装置を使用した場合は、頻脈、体温上昇といった全身の症状が出ることがあります。放射線と併せて用いたときには、放射線の副作用を増悪させないという報告が多くみられます。国内での装置の普及も進み、全国の多くの病院に導入されました。1996年4月より、それまで条件付き適用であった保険も全面適用となりました。しかし、温熱療法ががんの治療法として第一に選ばれる状況は、限られています。多くのがんでは種類や進みぐあいを考えて、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法のうちのどれか1つか、またはそれらを併せた治療法を選択することが最も妥当です。現時点では温熱療法は、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや、再発がんの治療法をいろいろ検討する場合の選択肢の1つと考えておくべき治療法です。   幼児期にポリオ、ジフテリアあるいは破傷風等のワクチンを接種を受けたり、インフルエンザが流行する前に予防接種を受けたりします。これは、人為的に弱毒化した細菌やウイルス等の病原体をあらかじめ接種することにより、たとえ病原体が侵入しても病気にかからなかったり、たとえその病気にかかっても軽くすませるためです。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> また、おたふくかぜ、風疹、はしか等のように、一度かかるともう二度とかからない病気もあります。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> このように、生体には病気になるのを防いだり、一度かかった病気になりにくくする仕組みがあります。この仕組みを「免疫」と呼びます。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> 体を構成する細胞にはさまざまなものがありますが、免疫を担当しているのはリンパ球、マクロファージ、好中球等の細胞です。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> リンパ球は、B細胞とT細胞に大別されます。B細胞は抗原に対して特異的に結合することのできる抗体(免疫グロブリン)を産生します。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> もう一方のT細胞には、さらに大別して2種類が存在します。1つは、ウイルスに感染した細胞やがん細胞を殺傷する能力を持っている細胞傷害性(またはキラー)T細胞です。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> もう1つは、種々のサイトカインを産生してB細胞の抗体産生を活性化したり、他のT細胞を活性化させる働きを持つヘルパーT細胞です。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> その他、ナチュラルキラー(Natural KillerNK)細胞はウイルス感染細胞や、がん細胞を殺傷する働きがあります。マクロファージは細菌などの異物を貪食(どんしょく)し、殺菌したりする作用があります。 <strong>肝硬変肝臓がん</strong> 好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわっています。

肝硬変 肝臓がん

肺硬変肝臓がん

頸がんが多く発見されるようになっています。これは、頸がんが性交渉と深く関係していることが大きな原因です。(実際には、頸がんにも子宮の出口付近にできる子宮膣部がんと頸部の内側にできる頸管内膜がんがあり、子宮腟部がんは頸管内膜がんの15倍以上も多い。ここでいう子宮頸がんは子宮膣部がんのことで性交渉と関係が深い)
 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染が原因のひとつとみられています。これは、イボを作るウイルスの一種で性行為で感染することがわかっています。実際に、子宮頸がんの組織を調べると高率にヒトパピローマウイルスが発見されます。しかし、パピローマウイルスに感染してもとくに症状はないので、がんになる前にウイルスを駆逐することは難しいのが現状です。
 したがって、子宮頸がんの死亡率の減少も患者が減っているというより、がん検診の普及によって早期発見が増えていることが原因と考えられています。子宮頸がんの検診は、頸部の細胞をこすりとってきて、直接細胞の形をみるものです。そのため、検診としての精度も非常に高いのです。
 つまり、子宮頸がんも早期発見につとめることが、非常に大切なのです。性交渉を持つようになれば、誰でも子宮頸がんになる危険性はあります。とくに、若い頃から複数の人と性交渉を持つ人には、子宮頸がんが発生しやすいと言われています。こういう人は、より積極的に検診を受けるべきでしょう。

○子宮体がん
 子宮頸がんによる死亡率が減少する一方で、最近急激に増えているのが子宮体がんです。これは、赤ちゃんを育てる子宮の内側をおおう内膜に発生するがんです。
 以前は、子宮がんの85%以上は子宮頸がんと言われていましたが、最近では体がんの比率がじわじわと増加しています。これは、食生活の欧米化、とくに脂肪の摂取量の増加が関係しているのではないかとされています。
 子宮体がんは、性交渉とは関係がなく、女性ホルモン(エストロゲン)と関係が深いがんです。妊娠経験のない人や無排卵などの排卵障害のあった人、また肥満や糖尿病、高血圧の人もホルモンバランスが崩れて子宮体がんになりやすい傾向があると指摘されています。食生活の欧米化や肥満が体がん増加に関係していると言われるのも、ひとつにはエストロゲンという子宮がんは、がんの中でも胃がんと並んで治りやすいがんに入ります。実際に、ここ20年ほどの間に、子宮がんによる死亡率は大きく減少しています。
 しかし、これはひとえに「子宮頸がん」による死亡率の減少によるものなのです。子宮がんと一口にいっても、実際には子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」(子宮頸部がん)と子宮の奥(子宮体部)にできる「子宮体がん」(子宮体部がん・子宮内膜がん)があります。このふたつは、同じ子宮がんでも、がんとしての性質や発生の引き金などが、大きく違います。子宮頸がんの死亡率が減少する一方で、むしろ子宮体がんによる死亡率は上昇しています。

○子宮頸がん
 子宮頸がんは、40〜50歳代の女性に一番多く発生していますが、20代、30代でも頸がんになる人はいます。最近は20代で0期の女性ホルモンが、脂肪に溶けて存在しているためです。また、閉経後は、卵巣からのエストロゲンの分泌は停止しますが、卵巣や副腎から分泌されるアンドロゲン(男性ホルモン)は、脂肪細胞でエストロゲンに変化します。これも、閉経後の子宮体がんの発生に関係しているのかもしれません。
 発症も、50歳前後に多いのですが、最近は閉経後の子宮体がんが増加していますから、閉経後も子宮がん検診が必要です。


 人間の体は、約60兆個の細胞からなりたっています。この細胞には「遺伝子」という体の設計図が格納されており、その指示に従って細胞はそれぞれの役目を果たし、また代替わりを繰り返しています。がんは、この遺伝子が複数異常をきたす病気です。その結果 、細胞を統合する秩序が乱れ、異常を起こし た細胞,つまりがん細胞が無制限に増え続けるようになります。そして、他の組織に食い込んでいったり(浸潤)、血液やリンパの流れに乗って遠くの組織で増殖する(転移)ようになるのです。
 子宮がんの場合、頸がんはヒトパピローマウイルス、体がんは女性ホルモンとの関係が深いことがわかっています。しかし、これらがどのように遺伝子異常と関わっているのか、はっきりしたメカニズムはまだよくわかっていません。


 他のがんと同様、子宮がんにも初期には特別な症状はないと考えるべきです。症状がなくても定期的に子宮がん検診を受けることが、早期発見の大きなポイントです。
 しかし、検診を受けている場合でも月経時以外の出血(不正出血)、あるいはピンクや茶褐色のおりものがあれば、ただちに検査を受けましょう。子宮頸がんは子宮の入り口、つまり腟の奥にできるので、性交による刺激で出血を起こすことがあります。こうした接触出血は何かの原因がなければ起こりにくいので、ただちに検査を受ける必要があります。
 また、不正出血が繰り返しあったり、常にピンクや茶褐色のおりものが見られるようになると、がんも進行している可能性があります。さらに進むとがんの広がり方によって痛みが出たり、全身状態が悪くなることもあります。
 子宮体がんでも、不正出血やおりものは大きな手がかりです。体がんの場合まだがんになる前の状態(子宮内膜増殖症)でも、不正出血が出ることがあります。症状が出てから検診しても、進行がんとは限らないわけです。
 逆に進行がんの段階になっても、不正出血のない人もいます。したがって、やはり定期的な検診が大切なのです。

肺硬変肝臓がん


 子宮がんは、検診によって非常に早い段階、から発見することができます。

○子宮頸がん
 細胞は、がん化すると健康な細胞とは違う顔つきになってきます。子宮頸がんの場合、細胞が正常ではないけれど、まだがんになる前の段階(前がん病変)から発見することができます。これが、「異形成」と呼ばれる状態で、軽度から高度まで3段階に分類されています。

肺硬変肝臓がん


 軽度異形成の状態ならば、まだがんになる率はわずかですが、中等度、高度となるほど危険も増してきます。さらに、がんが粘膜表面 の上皮内にとどまっている状態を0期、上皮の下にある基底膜を超えてわずかに入り込んだものを・a期と言います。期は、がんが子宮頸部にとどまるものです。期ならばほぼ、・期の状態でも9割以上の人が治っています。また、期であれば、治療後再発の心配もまずありません。
 期以降になるとがんは子宮を超えて広がって行きます。

肺硬変肝臓がん

 
○子宮体がん
 体がんの場合は、子宮内膜異型増殖症を0期としています。子宮頸がんほど0期の概念ははっきりしていませんが、最近ではエストロゲンという女性ホルモンの過剰分泌が続き、子宮内膜が増殖し続けることが、その発端ではないかとも言われています。

肺硬変肝臓がん

これが、子宮内膜増殖症という状態です。その状態であれば、ほとんどの人は自然に治ってしまいますが、ごく一部の人では細胞の顔つきが変化して、がんとは断定できませんが正常とは異なってきます。これが、子宮内膜異型増殖症という状態です。
 期は、がんが子宮体部のみにとどまるもの、は子宮頸部にまでがんは広がっていますが、まだ子宮の外に出ていないものです。がんが子宮の外にまで広がったものを・期、骨盤を超えてがんが広がったものを・期としています。

肺硬変肝臓がん

 子宮体がんは、頸がんに比べて自覚症状が現れにくいため、診断が遅れる傾向があります。そのためにも定期的検診が必要なのですが、I期までに治療できれば治りやすいがんに入ります。0期はほとんどの人が治っていますし、期でも90%前後の人が治っています。

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 子宮がんには、地方自治体などで行われる集団検診があります。とくに子宮頸がんの集団検診は歴史が古く、早期頸がんの8割以上が集団検診で発見されています。この機会を利用することはもちろんですが、多くは頸がんは

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30歳以上、体がんは不正出血があった50歳以上の人といった条件のもとに行われています。しかし、頸がんは性交渉を持つようになれば、その危険が出てくるわけですから、若い人は自己負担でも検診を受けた方が安心です。
 また、子宮体がんは必ずしも不正出血があるとは限らないので、とくにリスクの高い人は不正出血がなくても40代になったら検診を受けることが勧められます。なお、子宮がんの検査を受けた場合でも、実際には子宮頸がん

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の検査だけを行っている場合もありますから、注意して確認してください。

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もっと悪くなり肝硬変 肝臓がんにならないか心配です。肝臓の数値が高く肝硬変 肝臓がんになったらどうしよう。今のうちに肝硬変 肝臓がんの病院調べています。もし、肝硬変 肝臓がんなった時のために肝硬変 肝臓がん治療方法も検索して調べてみます。